政府の肝入りでスタートした東京・大阪のコロナワクチン接種会場に異変が起きているようだ。
接種開始第1週こそキャパシティがほぼ満杯だったようだが2週目から東京の場合は約2割、大阪の場合は約3割しか接種利用者が埋まっていないという。
これは一体どうしたことか。
どうも各地域で、あるいは各職域での接種体制が整いつつあることが背景にあるとの説が有力のようだがそれならそれで貴重な接種体制リソースを遊ばせない工夫が必要だ。
ところが大規模センターを運営する防衛省の副大臣は「(今まで近隣府県に限定していた)接種対象者を全国に拡大する」と宣っていた。
本当にこんな対策が有効なのだろうか・・・?
近隣各地の住民さえ敬遠しているのにそれより遠隔地の住民がはるばる出かけるのだろうかと思ってしまうのだ。
それよりも東阪の会場規模を(需要に合わせて)縮小し捻出できた自衛隊医官、看護官パワーを地方の接種会場に派遣したらどうだろう。
もしも東阪の会場が今後もガラガラ状態が続くとしたら需給のミスマッチもいいところだ。
民間企業であればとても許されないだろう。