新春箱根駅伝に思う

今日2日は恒例の箱根駅伝往路出走日だ。
今選手たちは2区を激走中だがふとエチオピアからの留学生選手の姿が目に入った。
エチオピアというと思い出すことがある。
10数年前、米国ワシントンDCに出張した際帰途ダレス空港まで乗車したタクシーの運転手がエチオピアからの出稼ぎ労働者だった。
道中、（両者とも拙い英語で）エチオピア料理などについて雑談していたのだがそのうちに彼の方から「東京オリンピックはいつだったのか」と振ってきた。
そして彼が持ち出したのがマラソン金メダリストとなったビキラ・アベベの名前だった。
30歳前後と思しき件のタクシー運転手は当時のアベベの雄姿などリアルタイムでは見ていないはずだがやっぱりアベベは国民的英雄なんだねぇ・・。
スポーツの持つ力をあらためて知らされたことだった。
今日走っているエチオピア留学生もアベベの存在は当然知っていることだろう。
「ガンバレ、エチオピア留学生！」とひそかに声援を送ってしまった。