昨年夏の兵庫県議の号泣会見以来、議員個人あるいは会派に支払われる政務活動費が注目されるようになった。
ところが直近の47都道府県議会改革度調査によればその使途をネットで公開しているのは12議会と依然低い水準にある。
2012年の前回調査に比べ僅か4議会の増加に留まっているのは一体どういう訳か。
さらに埼玉、神奈川、石川の3県は収支報告書の閲覧にも情報公開請求が必要だという。
この不透明性はどうにも理解できない。
こんなことでは有権者と政界の溝が広がるばかりである。
上記3県の議会は何を守ろうとしているのだろう。
どんなエクスキューズを用意しているのか。
政務活動費の透明性確保は議員報酬の削減や定数是正よりはるかに容易なはずなのだがこれすらなかなか進まない。
「お手盛り天国」の汚名返上は夢のまた夢なのだろうか。