安倍政権が今、出口が見えない二つの難題に直面している。
一つは北朝鮮による拉致事件の解決、もう一つは普天間基地の辺野古移転である。
前者の場合は北朝鮮側が政府間協議を放棄してしまったのだがこれはあの朝鮮総連議長宅の強制捜査がいい口実を与えたのではないか。
マッタケの密輸如きで議長宅強制捜査は不自然な感じが否めない。
後者については移転反対派知事が誕生後も対話を拒み「法的闘争辞せず」の姿勢を続けていた。
今日になってようやく官房長官が県知事と面談の予定になっているようだがここまで来たら民意との隔たりは容易に埋められないだろう。
安倍政権にもう少し慎重さと謙虚さがあれば今日のような状況を招いていなかったと思うが今となっては「後の祭り」だ。
こんなことがさらに続くようならさしもの高支持率も危うくなるかもしれない。