アベノミクス効果とやらでこのところ上場企業の業績回復が目立っている。
何と全体の3分の1が上方修正、さしもの電機業界も底入れの様相だがその中でソニーの業績は低迷したままだ。
今3月期も依然4ケタ億円の赤字では現社長および執行部の手腕も疑われるかもしれない。
かってソニーといえば独自の「技術と感性」で市場を制覇した。
ウォークマンやプレステ、FELICAなどのヒットを連発していたころが懐かしい。
転換点になったのはいわゆる2003年のソニーショックだがその後トップに就いた外国人社長にはグループ全体をいいように翻弄された感がある。
結局引責辞任する2年前まで大きなメスが入らなかったのだ。
往年の「技術と感性」はいつ戻るのだろう?
時価総額でしばらく並走していたパナソニックにもすっかり水をあけられてしまった。
またしてもトップ交代があるのだろうか。