先日のNHK新会長の記者会見には驚いた、と同時に一寸背筋が寒くなった。
公人の記者会見で「あれは私人としてのコメント」は通用しないだろう、いくら記者からの執拗な質問があったとしても。
果たして公共放送のトップという任に相応しいのだろうか・・・、さぞ疑問を抱いた国民は多かったのではないか。
この問題については早速国会でも民主党議員が首相を追及していたが首相は「これは経営委員会マター」としてコメントを避けた。
たしかにそうかもしれない。
ただ経営委員会の中に何人か首相に近い人物が配置されているので経営委員会も表だって動きづらい。
日銀総裁といい、内閣法制局長官といい、今回のNHK会長といい、首相はよくよく水面下で揮う人事権がお好きなようだ。