toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

435-310416(番外編)自衛隊演習場の桜

2019年04月15日 | 花・樹木

 

毎回桜の話題で、それしかないの? と言われそうですが・・

 

先週土曜日に陸上自衛隊第12旅団の相馬ケ原演習場及び飛行場が満開の桜

観賞のために開放された。混雑を予想してかなり早めに家を出たが、演習

場の2km程手前から延々の大渋滞が発生していた。大した人気だ。

渋滞から脱すること1時間余り。ようやく会場に到着する。運転訓練場や 

射場が広大な臨時駐車場として用意されていたので、思ったより待たな

いで駐車できた。群馬の桜の名所の一つだが中を走る県道の両脇しか見て

いなかった。今年は記念行事もあったので飛行場(ヘリ専用)の脇まで入

ることが許された。全国各地の同種施設の桜が満開時に開放されるといい

のだが・・

演習場の入口。

おおぜいの人で賑わう。屋台もたくさん出ていた。一番下の露店で自衛隊

ご用達の望遠鏡を売っていたので、前から欲しかった7倍程度の単眼で手

のひらサイズのものを買ってしまった。

里山歩きの最中に珍しい小鳥や悠揚と大空を飛翔するタカ類を見かけるこ

とがよくある。そんな時手軽な望遠鏡があればと思う。双眼鏡は重いので

山歩きには持っていかない。この種の単眼鏡は安い中国製が出回っている

が、それらに比べてこの日本製は単眼にしては視野が広くかつレンズが明

るい。手振れが少ない7倍率も適当だ。迷彩模様も丈夫さを感じさせる。

これなら首にかけておけば瞬時に対象物に向けられる。

 

見事な桜を楽しみながら、上の飛行場に入る。途中物々しい検問で人の流

れが膨らんでしまった。軍事施設なので仕方なかろう。

隊員や特殊車両の隊列行進が始まっていた。観閲式というのはテレビ画像

しか知らない。金正恩の北朝鮮軍の一糸乱れぬ行進がイメージとして頭に

ある。

我が自衛隊によるそれは何とも緩い。高校野球地方予選の入場行進だって

っと揃っている。隊員諸君! やるならもう少し気合をいれてくれや!

大観衆の前での年一度のお披露目なんだから・・ 

極めつけは、パレードの最後尾を走るこのトラック。ここも人手不足な

だ。30年続いた平成の御代は戦争や紛争に巻き込まれることのなかっ

平和が時代だった。終わるにあたり天皇陛下もそのことを強調されてお

れた。別の山積する諸課題は令和の時代に先送りされるが・・

我が軍は北朝鮮とは違う。隊員各自の戦闘能力は明らかに劣る感じ。しか

しかの国と較べ格段に豊かで穏やかな平和国家日本はこれで良いのだ。戦

闘行は最後の一線。今国民が求めているのは災害時に頼りになる組織だ。

能力はあるに越したことはないが、予算全体に占める国防予算との兼

いだ。平和ボケ❓ という言葉が頭をよぎる。

模擬戦闘訓練があったが、戦闘経験こそないが戦争の悲惨さを食料不足を

通して体験した世代にとってこれは 「~ごっこ」だなと思ってしまた。

戦闘隊員、特殊車両、戦車や機動ヘリの空中演技等々こうしたもの適当

に見て、演習場内の桜見物に切り替える。関東平野に吸収される丘の斜

はこんな感じに波打つ桜です。

残雪の武尊山を桜越しに見る。

上毛かるたに曰く「すそ野はながし赤城山」

屈託のない子供達

 

帰路、渋川市に降りたので、先年亡くなったシャンソン歌手芦野宏ミュー

ジアムに立ち寄る、故人の奥様の実家らしい。パリの家並を移築したよう

な雰囲気。  

パリといえばマロニエの並木道、和名は栃の樹か? 手入れに行き届い

数本が真っ青を空に向かって伸びていた。周囲は典型的な地方都市の

雰囲気だが、この一角にはパリが移築されていた。

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