強烈な日差しの下で人の姿が消えた信州上田市郊外の海野宿
戸隠神社に近い鏡池から見た目覚めたばかりの池と戸隠連峰。
いずれも2年前に旅した千曲川から戸隠神社への旅で撮った写真。今年は旧盆の前後に長雨にたたら
れて家に閉じこもった。コロナ禍も一向に収束の気配が見えず旅行するのも憚られる。こうなると私
は読書に集中できる・・
この1年半ばかりの間、読む本と言えば有料のKindleや無料の青空文庫が殆どだった。過去に一度読
んだある本を再度読みたくなる。結構分厚い全8巻の本。Kindleでも読むことは可能だが、全巻とな
ると数千円かかる。図書館で借りてくる。
このシリーズが完了して間もなく亡くなった船戸与一著「満州国演義」という本。誰もが認める戦前
の満州国建設に関わる事実を骨組みにし、それに架空の敷島家の4人兄弟の活躍を作者が肉付けした
フィクションなのだが、これが実に面白い。楽しみながら昭和初期から敗戦に至るまでの歴史が学べ
る。著者は早稲田大学の探検部の出身。この部は特異の人物を輩出している。
困ったのは電子本に慣れた目には文字が小さくてくたびれること。ネット通販で拡大鏡を求めたみた。
本の大きさほどで、ほぼ倍の大きさに拡大されるのでかなり読みやすくなる。取っ手を持っているの
が面倒だが我慢しよう。
本棚にある若いころ読んだ文庫本の字のなんと小さいこと。戦前の新聞の字も小さい、その小さい活
字にフリガナまで入っている。80年前までの老人は苦労がしのばれる。
公立図書館でも電子本が借りられるようになるといいな! 私が元気なうちによ・・
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