距離をおけるようになってきたように思う。人と競い、会話をしていても、負けないように、頑張ってくるモノがいると、すっと引くことにしている。
本能的に頑張っているような調子には、昔なら立腹して、言わなくてもいいような台詞を、当然吐いただろうなあという場面でも、軽く流せるようになってきた。
あまり、人の悪い面ばかりをみていても、仕方がないので、徹底的に譲って、みせることにしている。すべてにこだわらずに、譲っていると、自然に当方の立ち位置が決まってくる。
不当と思われる扱いをしていたほうが、反省しなければならなくなり、あれほどかたくなだったモノが、始めて感謝の言葉を述べた。
そんな口先ばかりの、パフォーマンスには、騙されないが、何人かがもらい泣きしていたというから、驚いた。
何を考えているのか、だいたいのことは理解できる。それが、年の功ということか。年をとるのも、悪いことばかりではない。