老々介護が、現実のものとなり、親が脳卒中になった。病院はたらいまわしされ、老健施設に入ったものの、ここも若干の猶予は認められるようだが、やはり、3か月で出なければならないという。相談を受けた人の話である。
自宅介護は、とても無理だと。そして、施設に払う経費も大変で、生活が成り立たなくなる。住民税が少しでもかかる所得があれば、介護施設に払う金額も高い。どうやって生活していこうか。
これからの老人の生活は、大変である。それもそうだが、非正規雇用が、これだけひろがり、貧しい若者達が増え、かれらの老後の生活はどうなっていくのだろうか。
欲ボケの連中の餌食となって、金儲け専一のガラの悪い金持ち連中は、ますますつけあがる。後のことなどどうでもいい。他人のことなど知るもんか。自分らさえ、よければいいのだ。
労働者の味方だと思っていた中国共産党も、権力を持つ者の汚職、そして、なんとも程度の低い指導者連をみると、地球の上に朝がくるのだろうか、と嘆かわしい限りの状況。
そして、現に介護を受けていても、コドモの都合を考えないホンネを持つオヤもいる。オヤが老人になって、介護を受けるのは当然と言い放つオヤは、今はすくないけれど。
レストランなどの家族連れを観察すると、たいていは、オジイサンおばあさんが、財布を出している。当然のごとく、若い世代の夫婦たちは、世話になっている。年金を持つ世代の力である。
この世代には、年金の少ない人もいる。こうした人は、それこそコドモに面倒をみてもらうこととなるが、それを、当然視しながら、こんなセリフを吐いたとしたら、介護にあたっている「ワカイ老人」は、なんと思うだろう。だが、そんな老人もいる。
ああ、何とも嘆かわしい世の中になっていることよ。だけどくじけちゃいられない。狭い地球上にもうちょっとましな状況を作っていきましょう。