久しぶりに、本音をいう野田首相をみた。伝家の宝刀を抜くことが、背景にあって、迫力がでてきたのだろう。報道ニュースもやりとりの内容を、編集せずに、流した。
自民党の安倍さんの言い方には、かなり無理がある。解散の時期を、野田首相にはっきり言われて、議論をさけ、また、邪魔ばかりをしてきた政党の詭弁が続く。
総選挙となって、民主は政権を離れることになるという観測である。世論調査ではそうなっているという。自民党の政権復帰が濃厚だといわれている。
世論調査は、大体において、選挙結果に符合することが多い。しかしながら、自民党がしてきたことを冷静にみるならば、官僚任せの体質、弱者切り捨て、右翼的な傾向、また、参議院選挙以降、理不尽な政権に対する邪魔の連続などの所業をみるならば、こんな政党には政権はとらせたくない。
しかし、そうなれば、それは国民の選択である。致し方のない話である。だが、憲法9条をなげすて、戦争のできる国になって、国益を声高にさけぶ日本となれば、あちこちで紛争は免れない。
そんなことをするならば、これは、人類は、もう滅びざるをえない存在だということだと思う。人類は、いい仕事もしてきたが、まだまだであった、ということになる。核兵器をもち、殺人兵器をビジネスとし、儲け本位の利己主義が蔓延する、こんな世界では、もうもたないではないか。
党首討論をきいていて、そんな気分になった。