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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

公益資本主義の展望

2012年11月10日 11時07分38秒 | 思考試行

昨日、BSプライムで、原丈人氏が、公益資本主義を提唱していた。企業への投資基準を、アメリカ流の資産を分母とし、株価を分子とする基準から変えるというルールの提唱である。

会社は、株主だけのものではなく、消費者、会社の従業員、家族、そして株主と、考える。株主さえよければいいという考え方から、公益を重視した考え方であり、日本には、そういう素地が昔からあり、今も経営者のなかに息づいている考え方であるという。

投資基準が、株高であったり、資産の圧縮であったりすれば、指数が上がって、一部の者だけが巨万の富を獲得するという現状の企業評価の基準から、いわば健全な企業活動への転換を可能とする考え方である。

企業の公益性を直視し、改善性、持続性、公益性を尺度とし、中長期の投資を促す。そのための制度の導入を提言している。

短期の利益追求では、投資ではなく、投機であり、これでは、じっくりと研究開発をすることもできず産業は育たないし、貧富の差が拡大するばかりだというのである。

日本が、こういう方向でリーダーシップをとるべきだという。久しぶりに、わが意を得たり、という話を聞いた。

 


「北のカナリヤたち」をみてきた。

2012年11月09日 16時19分44秒 | 思考試行

原作を読んでいないので、ストーリーが映画だけだと、ちょっと作品の意図を把握できていないかもしれない。

それでも、やはり、胸がこみ上げてくる場面があって、人を愛するという行為について、考えさせられる。

平日の昼とあって、年配層ばかりの観客構成だ。かなりの数で、満杯というわけではないが、ヒットしているのだろう。

撮影が、寒い中で、大変だったらしいが、そういう大変さは、画面からは思えない。相変わらず、吉永小百合さんは、若くて、すばらしい。

悩める警官とのキスシーンが、必要なのかどうかであるが、この辺は、多分原作にはいろいろ書かれているのだろう。

犯罪を起こすことになった、事情や、その後のいきさつが出てくる。人生で、あまり波風もない穏やかな人生の人と、本当につらい苦しい人生を余儀なくされる人との割合はどんなものだろうか、と妻が言う。

確かに、人生ヒトそれぞれだが、不公平なこともあるだろう。本当に、つらい人生を送らざるをえない人々を、よく調べてみるならば、事情の背景に、本質的な世界の問題点があぶりだされるかもしれない。

それは、すばらしい研究テーマではないかと言ったが、その気はなさそうだった。これは、いただきかなと思った。


真相はだんだんと明らかになる

2012年11月08日 08時23分48秒 | 思考試行

検察、警察の問題。ネパール人が無罪となった。今まで、どれだけの人が冤罪になったことだろう。思い込み、見込、見立て、手抜き・・・そのあげく、真相隠しの証拠隠し、改ざん、などなど。

厚労省局長の冤罪事件やオーム事件でもそうだった。真相をきちんと解明しないと、悲劇が生れる。

権力のあるところ、チェックのされないところ、他からの干渉をうけないところ、密室社会、東電、官僚の世界、政界、マスコミ、財界、宗教団体・・・

みんなその危険がある。秘密がある。明らかにできない問題を抱えている。大震災の復興予算の流用などもそうだろう。

官僚は、時の流行というか、復興予算が主流とみれば、「復興のための・・・」と枕詞をつけて、なんでもかんでも、予算の獲得のタネとする。宇宙関係が主流とみれば、「宇宙の・・・」と枕詞をつける。

そして、全体として、権益が確保できるようにする。他省庁は、敵である、といった具合である。マスコミも、買収される。権力にいつの間にか、取り込まれ、「利己主義」的に動いている。

大新聞各社が、創価学会にとりこまれ、今や完全に牛耳られている。テレビでもラジオでも、野球場でも、大宣伝を繰り広げている。選挙が近いとみて、街中に公明党のポスターがあふれている。

創価学会の「文化会館」が事務所となっているのだろう。学会員と思われる家々に一斉に張り出される。テレビには、広告タレントが、出まくっている。

池田さんは、なんで表面にでてこないのか。東京信濃町はどうなっているのか。裁判になった事件は時効で逃げたが、時効制度の撤廃は、殺人事件だけではなく、強姦事件もいれるべきである。科学技術の進歩は、それを可能にした。

悪いことをすれば、隠れていればいい、という現状は極めて不健康である。


オバマかロムニーかといえば・・・

2012年11月07日 07時25分19秒 | 思考試行

それは、オバマやろ、と思う。しかし、拮抗しているという。弱者の味方か、強者の味方か、という区別で考えると、こたえははっきりしていると思うのだが。

企業の活動が活発になる、・・・雇用がふえる・・・暮らしが楽になる・・・なんてインタビューに応えているロムニー支持の市民がいる。オバマを支持する意見は、もっと解りやすい。

格差をそのままにして、銃規制もできない国情だから、こういう意見の分かれ方で接戦となるのは、理解できるけれども、お粗末な気がする。しかし、それは、まことに大事な意見の分かれ目である。

わずかに、オバマが有利と言われているが、ロムニー陣営は、金に糸目をつけずにネガティブキャンペーンを実行したらしい。富裕層は、オバマの政策を、バラマキだとして、権力奪取にカンカンである。

世界的にみても、人間社会の苦しみの根源の大部分は、貧困であり、格差だろう。ここの調整なしに、なかよく暮らしていくことは難しい。よりオバマ的方向が望ましいのだけれども、簡単にはいかない実状である。

平等をめざすといって、自由を奪うとロクなことにはならないようだし、人間はもう少し、広範囲に、知見を広め、高めて、いちだんの飛躍が必要な感じがする。

日本の場合、リーダーの質をみても、まだまだ寒い。落ち着いた論争。テスト。挑戦。人間的なたたかい、切磋琢磨をしあって、新しい段階へとすすんでいきたいものだ。


そんなもん、コドモにさしたらエエネン!コドモに!

2012年11月06日 07時59分21秒 | 思考試行

老々介護が、現実のものとなり、親が脳卒中になった。病院はたらいまわしされ、老健施設に入ったものの、ここも若干の猶予は認められるようだが、やはり、3か月で出なければならないという。相談を受けた人の話である。

自宅介護は、とても無理だと。そして、施設に払う経費も大変で、生活が成り立たなくなる。住民税が少しでもかかる所得があれば、介護施設に払う金額も高い。どうやって生活していこうか。

これからの老人の生活は、大変である。それもそうだが、非正規雇用が、これだけひろがり、貧しい若者達が増え、かれらの老後の生活はどうなっていくのだろうか。

欲ボケの連中の餌食となって、金儲け専一のガラの悪い金持ち連中は、ますますつけあがる。後のことなどどうでもいい。他人のことなど知るもんか。自分らさえ、よければいいのだ。

労働者の味方だと思っていた中国共産党も、権力を持つ者の汚職、そして、なんとも程度の低い指導者連をみると、地球の上に朝がくるのだろうか、と嘆かわしい限りの状況。

そして、現に介護を受けていても、コドモの都合を考えないホンネを持つオヤもいる。オヤが老人になって、介護を受けるのは当然と言い放つオヤは、今はすくないけれど。

レストランなどの家族連れを観察すると、たいていは、オジイサンおばあさんが、財布を出している。当然のごとく、若い世代の夫婦たちは、世話になっている。年金を持つ世代の力である。

この世代には、年金の少ない人もいる。こうした人は、それこそコドモに面倒をみてもらうこととなるが、それを、当然視しながら、こんなセリフを吐いたとしたら、介護にあたっている「ワカイ老人」は、なんと思うだろう。だが、そんな老人もいる。

ああ、何とも嘆かわしい世の中になっていることよ。だけどくじけちゃいられない。狭い地球上にもうちょっとましな状況を作っていきましょう。


ワーキングプアのひどい状態

2012年11月05日 09時02分25秒 | 思考試行

小泉政権が導入した非正規雇用のために、ひどいことになっている。儲け専一の政策。竹中平蔵の犯罪というべき、政策である。

アメリカの新自由主義の影響をうけて、貧富の格差を問題としない、このあくどいやり方には、本当に腹が立つ。

NHKは、この問題を、朝から取り上げている。いろんな分野で、教師、保育士、公務員の世界に非正規雇用が蔓延しており、ギリギリ以下の生活を余儀なくさせられている実態が報道されている。

これをどう解決するのか。選挙で、この問題にとりくんでいる唯一の政党、共産党をのばすしかない。他の政党は、そういう政策をそもそも真剣に取り組んでいないのだから、圧倒的な力を、ここへ集中すべきである。

マスコミは、儲け専一の連中の庇護のもとにあるから、この問題を決して真剣に扱うことはない。NHKは、聴視料で生きているわけで、ある意味、国民の立場に立ちうるというか、国民の支持を受けなければならないから、こういう番組をしないと、見はなされる可能性がある。

まじめな人が、何でこんなに苦しまなければならないのか。国民は、誰と共闘すればいいのか、真剣に考えなければならない。


原発ゼロしかない

2012年11月04日 13時33分11秒 | 思考試行

菅さんの著書を読了した。原発事故の直後からの、生々しい報告である。率直で、ウソ偽りのない内容。作為的な要素がない。これを読めば、いかに、自民党はじめ長く政権与党にあったものの責任が問われるところだが、菅さんは、自分もふくめて、安全神話にのっていたことをすなおに認める。それでいて、この事故を契機に、考えをかえて、首相退陣後も、原発ゼロにむけての行動を起こしているところがすごい。

今、どちらにふれるのか、産業界、電力帝国の猛烈な巻き返しがはじまり、自民は、完全にまた来た道を行こうとしている。何の反省もない。原発にたいする危険意識はないのである。

彼らの本音は、儲け専一であり、本当に、人間のことを考えてはいない。苦労知らずのオボッチャンの集まりである。

菅さんも書いているが、今度の選挙は、原発ゼロにするのかどうかが、争点となる。ドイツは、福島の事故をみて、原発ゼロを決めた。歴史があって一度ゼロにすると決めていたのが、政権が変わって、先延ばしになっていたのだが、今度の事故で、あらためて、ゼロへと素早い決定をしている。

原発ゼロにすることは、単なるエネルギー問題だけではない。そこには、人間を大事に考えているか、どうかの選択でもある。哲学がある。ものの考え方の根本が問われている。


ひどいもんだ自民党・公明党

2012年11月03日 10時51分02秒 | 思考試行

特例公債法案を通さなければ、むちゃくちゃになるのがわかっていて、政局の道具にする。ならぬことはならぬ、という野田首相の態度は、それは仕方のない話であろう。

首相たるもの、筋を通さなければ、それこそ、話にならない。それを筋悪く攻め立てる。安倍氏は、誤解を与えたら心外だとして、審議入りを決めたというが、公明党は、根回しがなかったと怒っているという。

あちこちで、交付金がでてこないものだから、銀行と取引のないところは、苦労しているという。予算案を通しておいて、実質的にそれを執行させないというのだから、誤解もなにも、自民党公明党が、国政を混乱させている犯人であることは、あきらかであり、バッカだなあと言わざるを得ない。

こんなやりとりを続けているようでは、政治の世界は、まともな人は、関わりあってはいけない世界となったと思わざるをえない。

常識的な、筋を通す政治に、早くなってほしいものだ。


リーダーの役割

2012年11月02日 10時22分03秒 | 思考試行

もちろん、リーダーの役割は大事だが、率いられる方も、単についていくだけではなく、協力して実は援助しているぐらいでなければ、組織はうまく働かない。素晴らしい組織はそんな構造になっていると思う。

ただ、そうは言っても、一人の優秀な指導者が果たす役割というのは、計り知れない。その例として、今朝の朝刊に、淀川工科高校が、吹奏楽コンクールで金賞をとったとあるが、まさに、伝統になっている。

工科高校といえば、昔でいえば、工業高校だから、音楽とは本来無縁とおもうのだが、まさに、教師先生のおかげだろう。音楽を目指して来る生徒もいるだろうが、そんな生徒ばかりではないだろう。

指導者のもとで、練習して能力を開発してきているのである。やればできるのだろうが、これこそ、リーダーの役割の典型例と思われる。

音楽に関して、何にもできなかった人が、聞く人を感動させるプレイヤーに変身しているのである。優秀な指導者のもと、すてきな人材が育つのをみることは、本当にすばらしい。

政治の世界にも、こうした素晴らしい人材、リーダーがでてきてほしいものである。国民の側の水準も結構国際的にみれば、高いものがあるらしいから、よきリーダーのもと、困難が地球の状態を改善するためにも力になっていきたいものである。


何でもかんでも齧ってみたい

2012年11月01日 05時29分23秒 | 思考試行

どうもそういう性向がある。昨日は、結束の仕方の本と、古武道の本を購入した。菅さんの本も、あと少しであるが、福山さんの本も読み終わってはおらず、さらに、日本のリーダーがなぜ失敗したか、するか、だったか、半藤さんの本は、購入したものの、まだ読んではいない。

その他、放送大学のテキストについては、登録した3科目中、読み終わったものは、まだない。今月中に通信指導の回答をしなければならないし、おまけに、仕事も課題を抱えている。できるだけ早く、という類のものである。

いい加減に、手じまいをなんて言いながら、その気がない。書店に立ち寄れば、どうしても手がでてしまう。結束の本など、もう3冊ほどあるのだが、書店でパラパラみていると、持っている本にはないテクニックが出ている。となれば、どうしても購入することとなる。

こういう技術は誰が考えたのか、絶対に、私の能力では思いつかないし、いつも感心するばかりなのだが、いくつかテクニックをものにすると、そこには、共通した考え方が浮かび上がってくる。徐々に、工夫の根源らしいものがみえてくる。こういうテクニックは、多方面に応用可能に思われてくる。そこには、賢い人間のエッセンスが見える。

こういう賢さが、人間の魅力である。なんでも解決可能な思いにさせてくれる。いま、政界が、本当に大変なことになってきているようだが、当事者のやりとりを見ていると、人為的に沈没するかもしれないと、うすら寒い気がしてくる。なんか、いい知恵はないものか。自分たちの都合ではなく、オオショコウショに立って、やるべきことをやる姿勢に立つしかないのだが、チキンゲームを続けているだけでは、国民の血税が、銀行のふところに流れていくだけである。