ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『サンクタム』

2011-08-23 22:45:17 | 新作映画
(原題:Sanctum)



----あれっ。
観てきたその日にお話って、
最近では珍しくニャい。
「そうだね。
実はこの映画も3.11のとき、
公開が延期された中の一本。
ただ、今回観てみて、そこまでの酷似は感じなかったな。
ぼくが鈍感なのかもしれないけど…」

----確か、洞窟からの脱出映画だよね。
しかもサイクロンという自然災害に見舞われての…。
「うん。
はっきり言うと、それだけのお話。
閉塞感や恐怖感は
『ディセント』
『ディセント2』のほうが、もっと感じたし、恐かったな」

----ということ、見どころはやはり3D?
「そうだね。
これはさすが製作総指揮にジェームズ・キャメロンが入っているだけのことはあるね。
『アバター』のときに使用されたフュージョン3Dカメラシステムを
厳しい条件下での撮影に耐えられるように改良したのだとか。
オモシロいのは、
一つのフレームの中に、
わざと手前にモノを入れ込んでいるところ。
まるで、昔の日活ロマンポルノでセックスシーンを隠すために、
その部分の手前に小道具を置いたような感じ…。
これによって奥行きがすごく出ている」

----えっ。そんなこと言う人いないと思うよ(笑)。
「いや、それくらいあからさまなんだ。
でも、その効果はけっこうあったと思う。
ただ、洞窟内に入ると、
そういう小技が使えないという恨みはあったね。
物語の方は、
ベテランの探検家フランクに率いられたチームが、
洞窟内で未知のトンネルを発見するも、
サイクロンに遭ってしまい、
入口に戻ることができなくなる。
そこで彼らは、そのトンネルが海に通じていることを信じ、
奥へ奥へと進むが…」

----ニャるほど。そこに仲間割れとか起きちゃうわけだ。
「仲間割れ以前に、
フランクの息子との不和がある。
これが次第に解消されて親子の絆が戻っていくのは
まあ読めるにしても、
意外な人物が早々と命を落とし、
しかもこれまた意外な人物が裏切ったりする。
そのあたりは、ドラマとしても見どころかも。
なかでも、ひとつしかない酸素マスクのエアをめぐって
フランクがどう出るかとか、
あるいは、徐々にライトのバッテリーが亡くなっていく中、
どうやって進んでいくかとか…
それぞれの葛藤もあれば
物語の伏線も作られてはいる。
この映画が楽しめるかどうかは、
ふだんからどれだけ映画に接しているかによって違ってくるかも。
人によっては、全部読めちゃうだろうし、
人によっては、思わぬ展開にビックリともなる…。
まあ、これはどの映画にも言えることではあるけどね」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「でも、フォーンは目を開けてられそうにないのニャ。もう寝る
※なんでもこれ、セットらしい度

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2 コメント

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こんばんわ (にゃむばなな)
2011-09-16 21:22:21
個人的にはサイクロンが来た時に脱出する際、ジョシュたちが雨水に押し流されるシーン。
あれに過剰反応して公開を延期したのかと思いましたが、見終わって思ったのは、この程度の内容なら延期した方が数字は多少なりとも稼げるなと思っちゃいました。
まぁその程度の映画ってことですわ。
返信する
■にゃむばななさん (えい)
2011-09-17 14:57:00
う~ん。イマイチでしたね。
『ディセント』の方が閉じ込められ感があって
クリーチャーが出てくる出てこない以前に、
とても恐怖感を感じました。
狙っている方向性が違うのかもしれないですが…。
返信する

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