(原題:Captain America : The First Avenger)
----これって、何年も前から話題に上っている
『アベンジャーズ』の一人だよね。
どういう人ニャの?
「そうだね。
たとえば『アイアンマン』や『マイティ・ソー』みたいに、
特別な能力を持っていたり、他の星から来たりってわけじゃない。
超人並みにパワーアップした人間と思った方がいいかもね。
ぼくもキャプテン・アメリカという、
その名前だけは子どもの頃から知っていて、
でも、中身が分からず、
いったいどんな人だろうと思っていたんだけど、
この映画観て、なるほどって感じ。
主人公は、ひ弱な青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)。
時は1941年、第二次大戦の真っ最中。
やせ細って小柄な彼は、軍隊に入って
正義のために戦いたいけど、
いつも落とされてしまう。
だが、そんな彼に目を付けたのが謎の軍医アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)。
彼は、スティーブに
『スーパーソルジャー計画』という軍の秘密実験に参加しないかと持ちかける」
----ニャるほど。それで彼は生まれ変わるわけだね。
でも、なぜひ弱なスティーブが?
「そこがユニーク。
超人兵士になるためには“超人血清”というのを用いる必要があるんだけど、
このアースキン博士は昔、
ナチの中でもカルト集団として知られる
極秘化学部門ヒドラ党の幹部ヨハン・シューミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)を
“超人血清”の実験体として使い、
結果的に、彼の邪悪な心をより凶悪な人物にしてしまっているんだ。
アメリカに亡命してきた彼は、その過ちを繰り返すまいと、
今度は、誰よりも純粋な心と本物の勇気を持つ男を選んだというわけだ」
----そうか。その“超人血清”とやらは
人の本質をパワーアップさせるんだニャ。
「そういうことだね。
さて、極限の苦しみに耐え抜き、無事実験には成功。
スティーブの背は高くなるわ、パワー、跳躍力は付くわ。
その高い能力は、この薬を狙って入りこんでいたスパイを彼が追いかけるシーンでさっそく発揮される。
もう、ここからが、手塚治虫の昔の漫画にジュール・ヴェルヌをかけ合わせたみたい。
スパイを追うスティーブは最後、彼を小型潜水艇まで追いつめて捕まえる。
ただ、その最中、博士は死亡。
この『スーパーソルジャー計画』は頓挫してしまう」
----あらら。じゃあスティーブは?
「彼を待ち受けていたのは、軍の広告塔。
星条旗の派手なコスチュームを着て
軍のマスコット“キャプテン・アメリカ”として全国を歩きまわる。
それも後ろにはダンシング・ガールを引っ提げてのミュージカル風レビュー。
これによって軍の人気はエスカレートし、志願者は殺到。
スティ-ブの人気もうなぎ昇りで、コミックや映画にもなる」
----コミックや映画?
オモシロい設定だニャあ(笑)。
「だよね。
さて、あるキャンプ施設でブーイングを浴び、
自分の人気が作られたものであることをいやというほど気づかされた彼は、
親友が所属する107連隊がヒドラ党に攻撃されて全滅という話を聞きつけ、
単身、彼らを助けに敵地に乗り込む。
映画はここから、戦争活劇のノリ。
無事、救出に成功した彼は、
107連隊を率いて、さまざまな任務に携わる…」
----ニャるほど。
「この映画、一言で言えば
頭をからっぽにして観るには、けっこう楽しめる映画。
ただ、ちょっと冷めた目で観ちゃうと、
あまりにもアメリカ愛国主義的なところとか、
冒頭に、北極で起こるミステリアスな発見のエピソードとか、
気になるところもないでもない。
とりわけ、冒頭のエピソードについては
オチを言ってしまうようなものだから
ない方がいいかもね…。
まあ、しかしいずれにしろ、
これは思った以上にポップな漫画の世界。
監督のジョー・ジョンストンは、
あの『ロケッティア』に続いてレトロな世界を巧く再現。
けっこう楽しめると思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「こんな人が戦場にいたら、ちょっと変だニャ。」
※そうえいばトミー・リー・ジョーンズも出てる度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
「ラムの大通り」のツイッター
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はオフィシャル・ダウンロード・サイトより。
----これって、何年も前から話題に上っている
『アベンジャーズ』の一人だよね。
どういう人ニャの?
「そうだね。
たとえば『アイアンマン』や『マイティ・ソー』みたいに、
特別な能力を持っていたり、他の星から来たりってわけじゃない。
超人並みにパワーアップした人間と思った方がいいかもね。
ぼくもキャプテン・アメリカという、
その名前だけは子どもの頃から知っていて、
でも、中身が分からず、
いったいどんな人だろうと思っていたんだけど、
この映画観て、なるほどって感じ。
主人公は、ひ弱な青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)。
時は1941年、第二次大戦の真っ最中。
やせ細って小柄な彼は、軍隊に入って
正義のために戦いたいけど、
いつも落とされてしまう。
だが、そんな彼に目を付けたのが謎の軍医アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)。
彼は、スティーブに
『スーパーソルジャー計画』という軍の秘密実験に参加しないかと持ちかける」
----ニャるほど。それで彼は生まれ変わるわけだね。
でも、なぜひ弱なスティーブが?
「そこがユニーク。
超人兵士になるためには“超人血清”というのを用いる必要があるんだけど、
このアースキン博士は昔、
ナチの中でもカルト集団として知られる
極秘化学部門ヒドラ党の幹部ヨハン・シューミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)を
“超人血清”の実験体として使い、
結果的に、彼の邪悪な心をより凶悪な人物にしてしまっているんだ。
アメリカに亡命してきた彼は、その過ちを繰り返すまいと、
今度は、誰よりも純粋な心と本物の勇気を持つ男を選んだというわけだ」
----そうか。その“超人血清”とやらは
人の本質をパワーアップさせるんだニャ。
「そういうことだね。
さて、極限の苦しみに耐え抜き、無事実験には成功。
スティーブの背は高くなるわ、パワー、跳躍力は付くわ。
その高い能力は、この薬を狙って入りこんでいたスパイを彼が追いかけるシーンでさっそく発揮される。
もう、ここからが、手塚治虫の昔の漫画にジュール・ヴェルヌをかけ合わせたみたい。
スパイを追うスティーブは最後、彼を小型潜水艇まで追いつめて捕まえる。
ただ、その最中、博士は死亡。
この『スーパーソルジャー計画』は頓挫してしまう」
----あらら。じゃあスティーブは?
「彼を待ち受けていたのは、軍の広告塔。
星条旗の派手なコスチュームを着て
軍のマスコット“キャプテン・アメリカ”として全国を歩きまわる。
それも後ろにはダンシング・ガールを引っ提げてのミュージカル風レビュー。
これによって軍の人気はエスカレートし、志願者は殺到。
スティ-ブの人気もうなぎ昇りで、コミックや映画にもなる」
----コミックや映画?
オモシロい設定だニャあ(笑)。
「だよね。
さて、あるキャンプ施設でブーイングを浴び、
自分の人気が作られたものであることをいやというほど気づかされた彼は、
親友が所属する107連隊がヒドラ党に攻撃されて全滅という話を聞きつけ、
単身、彼らを助けに敵地に乗り込む。
映画はここから、戦争活劇のノリ。
無事、救出に成功した彼は、
107連隊を率いて、さまざまな任務に携わる…」
----ニャるほど。
「この映画、一言で言えば
頭をからっぽにして観るには、けっこう楽しめる映画。
ただ、ちょっと冷めた目で観ちゃうと、
あまりにもアメリカ愛国主義的なところとか、
冒頭に、北極で起こるミステリアスな発見のエピソードとか、
気になるところもないでもない。
とりわけ、冒頭のエピソードについては
オチを言ってしまうようなものだから
ない方がいいかもね…。
まあ、しかしいずれにしろ、
これは思った以上にポップな漫画の世界。
監督のジョー・ジョンストンは、
あの『ロケッティア』に続いてレトロな世界を巧く再現。
けっこう楽しめると思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「こんな人が戦場にいたら、ちょっと変だニャ。」
※そうえいばトミー・リー・ジョーンズも出てる度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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※画像はオフィシャル・ダウンロード・サイトより。
わー、やや醒めた目で観ちゃいましたー
アメコミらしい、愛国心いっぱいの映画だなぁと思いながら観ていましたよ。
他のアメコミに比べて、これから活躍していけるのか心配なくらい、武器なしですね。盾が武器?
そうなんですよね。
この映画、アメリカの愛国心いっぱい。
でも原作が(おそらく)そうなんだから
まあ、仕方ないなと思いながら、
そう言う意味ではぼくも冷めた目で観てました。
そうそう、武器がないというのも特徴でしたね。
特殊能力というよりも、
人間の最大能力を引き出したという感じ。
この映画を見ながら、そんなことを思ってしまいました。
と思ったのですが、
筋肉増強剤繋がりでしたか…。
個人的には、
『イージーライダー』における
キャプテン・アメリカの
パロディの意味が分かったことが収穫でした。