(原題:The Nanny Diaries)
----これって何週間か前に観たんじゃなかった?
「うん。
ちょっとタイミングを逃してたんだけど、
昨日、映画館で予告編をやっていて、
そうか来週公開なんだと気づいて……。
しかもその予告が
この映画の特徴をあまり伝えていない。
これは喋らなくては……と、そう思ったわけ」
----ふうん。そういうことニャンだ。
で、この“クマ”ってニャによ。
クマって動物園くらいにしかいないじゃない。
だれかのたとえニャの?
「まあ、そこがポイントだね。
でも知らないに越したことはない。
ぼくもこのクマというのは、
主演のスカーレット・ヨハンソンと
一緒に写っている子供の比喩かと思っていたんだ。
ところが彼がほんとうに厄介なのは最初だけ」
----簡単にお話を説明してよ。
「主人公は
大学卒業したばかりのアニー。
就職活動を始めた彼女だが、面接に失敗。
ところがその帰り、
セントラルパークで
危うく事故に遭いそうになった子供を救出。
彼女に感謝する母ミセスX(ローラ・リニー)が
アニーの名前をナニーと聞き間違えたことから、
アニーは思いもかけない人生を歩み出すことになる……」
----なに?そのナニーって?
「これは、ぼくも知らなかったんだけど、
“幼児保育のプロフェッショナル”のことらしい。
さて、このミセスXが暮らしているのが
アッパー・イーストの超高級アパート。
ミセスXは口はうるさいくせに、自らは育児放棄。
それでいながら、
5歳の息子グレイヤーを観念的に躾けようとする。
たとえば、大通りを渡るときはベビーカーに乗せて----とか、
食べるものは豆腐のような健康食ばかりだとかいうようにね。
そんな彼の前でジャムだったか、
瓶に手をそのまま突っ込んで行儀悪く食べるアニー。
最初こそぎくしゃくしていたアニーとグレイヤー。
しかしいろんな楽しみを教えてくれるアニーによって、
グレイヤーの心も徐々に開かれてゆく」
----ふうん。
そのアニーと男の人との絡みとかはないの?。
「いや、ちゃんと入れてある。
アニーは同じアパートに住む男性と恋に落ちるんだ。
ところが、ミセスXのルールによれば
うちのナニーは恋愛は御法度」
----あらら。それでよく我慢できるね?
「そこなんだよね。
普通の会社でもそうかも知れないけど、
いったん、そのルールの中に入ってしまったら、
いつしかそれが絶対的なように見えてしまう。
しかもこちらは雇われ人。
きちんとできていないのは自分が悪いからではないかと、
アニーは自らを責めてしまうわけだ」
----ははあ~っ。だんだんキレた理由が分かってきた。
「でもなんといっても、
この映画の魅力は、
その語り口。
アニーを人類学専攻という設定にして、
マンハッタンのさまざまな人々を
自然史博物館のジオラマケースの中に観ているような
楽しい空想シーンを織り込んでいる。
そしてさらに嬉しいのが、ナニーの代表的な映画
そう『メリー・ポピンズ』へのオマージュが
ファンタジックに出てくるところ。
もちろん『チム・チム・チェリー』も使われているよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォーンも遊び相手がほしいニャあ」
※ローラ・リニーはこの役にピッタリだ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
----これって何週間か前に観たんじゃなかった?
「うん。
ちょっとタイミングを逃してたんだけど、
昨日、映画館で予告編をやっていて、
そうか来週公開なんだと気づいて……。
しかもその予告が
この映画の特徴をあまり伝えていない。
これは喋らなくては……と、そう思ったわけ」
----ふうん。そういうことニャンだ。
で、この“クマ”ってニャによ。
クマって動物園くらいにしかいないじゃない。
だれかのたとえニャの?
「まあ、そこがポイントだね。
でも知らないに越したことはない。
ぼくもこのクマというのは、
主演のスカーレット・ヨハンソンと
一緒に写っている子供の比喩かと思っていたんだ。
ところが彼がほんとうに厄介なのは最初だけ」
----簡単にお話を説明してよ。
「主人公は
大学卒業したばかりのアニー。
就職活動を始めた彼女だが、面接に失敗。
ところがその帰り、
セントラルパークで
危うく事故に遭いそうになった子供を救出。
彼女に感謝する母ミセスX(ローラ・リニー)が
アニーの名前をナニーと聞き間違えたことから、
アニーは思いもかけない人生を歩み出すことになる……」
----なに?そのナニーって?
「これは、ぼくも知らなかったんだけど、
“幼児保育のプロフェッショナル”のことらしい。
さて、このミセスXが暮らしているのが
アッパー・イーストの超高級アパート。
ミセスXは口はうるさいくせに、自らは育児放棄。
それでいながら、
5歳の息子グレイヤーを観念的に躾けようとする。
たとえば、大通りを渡るときはベビーカーに乗せて----とか、
食べるものは豆腐のような健康食ばかりだとかいうようにね。
そんな彼の前でジャムだったか、
瓶に手をそのまま突っ込んで行儀悪く食べるアニー。
最初こそぎくしゃくしていたアニーとグレイヤー。
しかしいろんな楽しみを教えてくれるアニーによって、
グレイヤーの心も徐々に開かれてゆく」
----ふうん。
そのアニーと男の人との絡みとかはないの?。
「いや、ちゃんと入れてある。
アニーは同じアパートに住む男性と恋に落ちるんだ。
ところが、ミセスXのルールによれば
うちのナニーは恋愛は御法度」
----あらら。それでよく我慢できるね?
「そこなんだよね。
普通の会社でもそうかも知れないけど、
いったん、そのルールの中に入ってしまったら、
いつしかそれが絶対的なように見えてしまう。
しかもこちらは雇われ人。
きちんとできていないのは自分が悪いからではないかと、
アニーは自らを責めてしまうわけだ」
----ははあ~っ。だんだんキレた理由が分かってきた。
「でもなんといっても、
この映画の魅力は、
その語り口。
アニーを人類学専攻という設定にして、
マンハッタンのさまざまな人々を
自然史博物館のジオラマケースの中に観ているような
楽しい空想シーンを織り込んでいる。
そしてさらに嬉しいのが、ナニーの代表的な映画
そう『メリー・ポピンズ』へのオマージュが
ファンタジックに出てくるところ。
もちろん『チム・チム・チェリー』も使われているよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォーンも遊び相手がほしいニャあ」
※ローラ・リニーはこの役にピッタリだ度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
こういう“お遊び”のある映画はいいですよね。
おそらく、その部分がなかったら、
わりとありふれたお話なので、
少し退屈したかも…。
>『チム・チム・チェリー』
音楽を聴くだけでも楽しくなりますね。
近所で「サウンド・オブ・ミュージック」のアンコール上映をしているので観たくなりましたw
タイトルからのイメージと異なり、「ゲットスマート」に続いて、この作品も良い意味で裏切られてしまいました。
ぼくは、あまり期待していなかったので
『地上5センチの恋心』=メリー・ポピンズ(笑)が出てきたときには
えっ、こんな映画だったの?
と、得した気分になりました。
ナニーという言葉は一般的に知られていないので
(プレスにわざわざ説明が載っていたから
多分そうなのでしょう)
それで、このタイトルにしたのかも。
いあま、ウィキペディアで
メリー・ポピンズを調べたら
「魔法が使えるナニー」と書いてありました。
でも、これって前からかな?
こちら、ちょっと期待しすぎてたせいか
ちょっと物足りない感じを受けました。
スカちゃんも好きだしNY舞台なのはいいけど、、、、。
アニーがナニーというのがちょっとしたポイントだったのにこの邦題はないと思いました(笑)
メリーポピンズ風でしたネ~お手伝いさんってとこもそうですね
あれ?家庭教師でしたっけ 昔みたきりで忘れちゃった