(原題:Charlotte's Web)
----ねぇ、ねぇ。これ、豚さんのお話でしょ。
豚さんって、少し前に『ベイブ』というのがなかった?
「ありましたねぇ~。
あれは牧羊豚さんのお話。
この『シャーロットの贈りもの』も、
やはり田舎町に住んでいて
他の動物たちもみんなお喋りができる。
ただ、あの『ベイブ』に比べて
こちらの子豚ウィルバーは
生まれた時からかわいそうな運命を背負っている。
彼は生まれてすぐに人間によって殺されそうになるんだ」
----えっ、どうして?
豚さんって、
ぼくらと同じくたくさんの兄妹と一緒に
生まれるんでしょ?
なぜその子だけそんなことになるの?
「ウィルバーのお母さんは11匹もの子豚を産むんだ。
ところがお母さんのお乳は10しかない。
そこでいちばん小さなウィルバーが犠牲にされそうになるんだね。
それを止めたのが牧場の娘ファーン」
----えっ、いまニャんて言ったの?
フォーン?
「いや、残念ながらファーン(笑)。
彼女はウィルバーを殺そうとしていたお父さんに抗議。
自分の手でこの子を育てると誓う。
でも家の中には置いておけずに向かいのザッカーマン農場へ。
そこには馬、ガチョウ、ネズミ、羊、牛など
さまざまな動物が住んでいるんだけど、
なぜかみなウィルバーには冷たい」
----えっ。どうしてなの?。
「彼らは変化のない日常を
淡々と受け入れているだけでなく
知っているんだね。
春に産まれた豚は冬を越すことができないということを。
そう、春産まれの豚は
クリスマスのハムになってしまうんだ」
----ゴクっ……。
あっ、勘違いしないで。
これって息を飲んだだけで、
よだれじゃないよ(汗)。
「大丈夫。分かっているよ(笑)。
映画は彼らの視界に入るスモーク小屋を
それこそナチスのガス室を思わせるような
不気味な存在として描いていく。
そんな中、彼にもある友だちができる」
----ニャるほど。分かった。
それがシャーロットだね。
でもシャーロットってどの動物?
馬さん、牛さん?もしかしてネズミじゃないよね?
「なんと、これがクモなんだね。
『私があなたを守ってあげる』。
かくしてその約束を守るべく、
シャーロットはある<奇跡>を起こすわけだ」
----その<奇跡>は聞かない方がいいみたいだね?
でもクモって気持ち悪くニャい?
「いやあ、どうしてどうして。
これが
日本の平安時代の女性を思わせる顔つき。
正面から見るとかわいくて憎めない。
このシャーロットを演じるのがジュリア・ロバーツ。
出産休養後初の出演だからか、
そのおっとりとした口調は
どことなく母性を感じさせてくれる。
その他のキャスティングも超豪華。
ファーンにはダコタ・ファニング。
動物たちにはロバート・レッドフォード、キャシー・ベイツ、
ジョン・クリ-ス、トーマス・ヘイデン・チャーチ。
ナレーションはサム・シェパード。
でも<声>としていちばん特徴があったのは
食いしん坊で自分勝手なネズミを演じている
スティーブ・ブシェミかな」
----それはスゴい顔ぶれだ。
よく集めたよね。
「やはり原作が大ベストセラーで有名と言うことが大きいかもね。
『スチュアート・リトル』のE・B・ホワイト。
この小説は児童文学の世界に初めて<生と死>を
取り入れたことで知られているらしい。
映画を観たら分かるけど、
無数のクモが産まれ、そして宙に旅立つ
クライマックス・シーンなんて、
もう鳥肌もの。
命をつないでいくことの素晴らしさが繊細な映像で描かれ、
それだけで胸が熱くなる。
脚本が『エリン・ブロコビッチ』『イン・ハー・シューズ』の
スザンナ・グラントと
『チキンラン』『森のリトル・ギャング』の
キャリー・カークパトリック」
----つまり、女性映画とアニメが合体してるわけだね?
「おっ。なかなか言うね。
あと、やはり最先端のCGだろうね
今から54年前、
この小説が完全映画化できるなんて、
当時はだれも夢にも思わなかっただろうからね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「動物さんいっぱい。ぼくも観たいニャ」
※奇跡は空からやってくる度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はアメリカ・オフィシャルサイトの壁紙です。
----ねぇ、ねぇ。これ、豚さんのお話でしょ。
豚さんって、少し前に『ベイブ』というのがなかった?
「ありましたねぇ~。
あれは牧羊豚さんのお話。
この『シャーロットの贈りもの』も、
やはり田舎町に住んでいて
他の動物たちもみんなお喋りができる。
ただ、あの『ベイブ』に比べて
こちらの子豚ウィルバーは
生まれた時からかわいそうな運命を背負っている。
彼は生まれてすぐに人間によって殺されそうになるんだ」
----えっ、どうして?
豚さんって、
ぼくらと同じくたくさんの兄妹と一緒に
生まれるんでしょ?
なぜその子だけそんなことになるの?
「ウィルバーのお母さんは11匹もの子豚を産むんだ。
ところがお母さんのお乳は10しかない。
そこでいちばん小さなウィルバーが犠牲にされそうになるんだね。
それを止めたのが牧場の娘ファーン」
----えっ、いまニャんて言ったの?
フォーン?
「いや、残念ながらファーン(笑)。
彼女はウィルバーを殺そうとしていたお父さんに抗議。
自分の手でこの子を育てると誓う。
でも家の中には置いておけずに向かいのザッカーマン農場へ。
そこには馬、ガチョウ、ネズミ、羊、牛など
さまざまな動物が住んでいるんだけど、
なぜかみなウィルバーには冷たい」
----えっ。どうしてなの?。
「彼らは変化のない日常を
淡々と受け入れているだけでなく
知っているんだね。
春に産まれた豚は冬を越すことができないということを。
そう、春産まれの豚は
クリスマスのハムになってしまうんだ」
----ゴクっ……。
あっ、勘違いしないで。
これって息を飲んだだけで、
よだれじゃないよ(汗)。
「大丈夫。分かっているよ(笑)。
映画は彼らの視界に入るスモーク小屋を
それこそナチスのガス室を思わせるような
不気味な存在として描いていく。
そんな中、彼にもある友だちができる」
----ニャるほど。分かった。
それがシャーロットだね。
でもシャーロットってどの動物?
馬さん、牛さん?もしかしてネズミじゃないよね?
「なんと、これがクモなんだね。
『私があなたを守ってあげる』。
かくしてその約束を守るべく、
シャーロットはある<奇跡>を起こすわけだ」
----その<奇跡>は聞かない方がいいみたいだね?
でもクモって気持ち悪くニャい?
「いやあ、どうしてどうして。
これが
日本の平安時代の女性を思わせる顔つき。
正面から見るとかわいくて憎めない。
このシャーロットを演じるのがジュリア・ロバーツ。
出産休養後初の出演だからか、
そのおっとりとした口調は
どことなく母性を感じさせてくれる。
その他のキャスティングも超豪華。
ファーンにはダコタ・ファニング。
動物たちにはロバート・レッドフォード、キャシー・ベイツ、
ジョン・クリ-ス、トーマス・ヘイデン・チャーチ。
ナレーションはサム・シェパード。
でも<声>としていちばん特徴があったのは
食いしん坊で自分勝手なネズミを演じている
スティーブ・ブシェミかな」
----それはスゴい顔ぶれだ。
よく集めたよね。
「やはり原作が大ベストセラーで有名と言うことが大きいかもね。
『スチュアート・リトル』のE・B・ホワイト。
この小説は児童文学の世界に初めて<生と死>を
取り入れたことで知られているらしい。
映画を観たら分かるけど、
無数のクモが産まれ、そして宙に旅立つ
クライマックス・シーンなんて、
もう鳥肌もの。
命をつないでいくことの素晴らしさが繊細な映像で描かれ、
それだけで胸が熱くなる。
脚本が『エリン・ブロコビッチ』『イン・ハー・シューズ』の
スザンナ・グラントと
『チキンラン』『森のリトル・ギャング』の
キャリー・カークパトリック」
----つまり、女性映画とアニメが合体してるわけだね?
「おっ。なかなか言うね。
あと、やはり最先端のCGだろうね
今から54年前、
この小説が完全映画化できるなんて、
当時はだれも夢にも思わなかっただろうからね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「動物さんいっぱい。ぼくも観たいニャ」
※奇跡は空からやってくる度
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※画像はアメリカ・オフィシャルサイトの壁紙です。
私のHNはまさにこの作品のシャーロットからいただきました♪ちょっと名前だけ一人歩きしてますが…。
劇中の言葉の訳は原作と微妙にニュアンスが違うのですが、後はほぼ原作に忠実だと思います。
字幕版のヴォイスキャストは豪華ですね~。
なんか人事ではなく、素晴らしい出来に感動しちゃいましたー。あ、いつまでもお子ちゃまな私なので。笑
映画を観ながらcharlotteさんのブログを思い出していました。
やはり関係があったんですね。
先ほどレビュー拝見させていただきました。
製作に関わっていた方がコメント寄せられていましたね。
それによるとオーストラリアとか?
なるほど『ベイブ』と似ているはずですね。
ストーリーが感動的なのはもちろん、
動物のキャラに命をいれた吹き替えの俳優陣もかなり楽しめました
ブシェミのネズミ、かなりハマっていましたね
日本版のは興味ないですケド、、、
クモをみかけたら、最近は殺さずに外に出していたのですが
残酷ですよね。。。
ブシェミは『モンスターハウス』でも吹き替えているのですが、
断然、こちらが良かったと思います。
ただ、顔が思い浮かんでしまうのが難点でしたが…。
蜘蛛にそういう役割があったとは?
目から鱗でした。
あのラストはいつまでも記憶に残る美しい映像でした。
これ、なかなか良かったです。
派手な映画じゃないけど、作品全体のクオリティがとても高い。
良質のファミリー映画ですね。
動物キャストの豪華さはびっくりしました。
まさかあの馬がレッドフォードとは(笑
実はぼくもレッドフォードには気づかなかったです。
でもやはりいちばんの贅沢は
ナレーターを、サム・シェパードが務めたこと。
そう言えば『パフューム』での
ナレーターはジョン・ハートでした。