(原題:Grindhouse)
----10月の映画の日は、ロドリゲスってワケだね。
「うん。9月はタランティーノを見逃したからね。
前からこれって決めていたんだ」
----で、どうだったの?
映画館に来る観客も特別って気がするけど…。
「そうなんだよね。一番周りに受けていたのが出演のタランティーノが
『エヴァ・ガードナーって知ってるか?』と言うところ。
確かにこの映画のローズ・マッゴーワンは
エヴァ・ガードナーに似ていなくもない。
噂のエンド・クレジット後のワンシーンでも
『あれ、どういうこと?』と聞く女性に
『子供を殺すわけにはいかない。あれが監督の優しさなんだ』と
カップルの男性が答えていたり、
フィルムの傷やノイズについて
『こんなことする監督はいまどきいないよ』など、大絶賛の嵐」。
----へぇ~っ。えいはどう思ったの?
「うん。ロドリゲス映画の中では
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に次いで、
オモシロかったかな。
あっちはヴァンパイア、こっちはゾンビ映画。
この監督、こういったジャンル・ムービーが巧いね。
でも、観ていて思ったのはゴダール」
----あらら、どういうこと?
まったく正反対って気がするけどニャあ。
「この映画で彼がやっている、
上映中のフィルムのずれや飛びなどは
1967年に彼が『ウィークエンド』でやっている。
実に40年も前の手法。
そこでゴダールはご丁寧に『つなぎ間違い』というテロップまで出しちゃう。
今回は、『一巻紛失』という説明とお詫びのテロップ。
でもゴダールは、あれをアートフィルムでやっちゃったわけだからね」
----でも、ロドリゲスとヌーヴェル・ヴァーグって
あんまり関係ないように見えるけど…。
「確か、『フォー・ルーム』のときだったかな。
ロドリゲスの来日記者会見に出たことあるけど、
そのとき気づいたのが
彼の盟友であるタランティーノの製作会社の名前。
それは『BAND APART』。
これってゴダールの『はなればなれに』の仏題『band a part』を
英語にもじったものなんだ。
ゴダールの言葉に
『撮られるべきすべての映画はすでに撮られた。』ってあるけど、
まさに皮肉だね。
この映画、冒頭に流れた予告も含めて
まあ、オモシロいと言えばオモシロいんだけど、ね」
フォーンの一言「膿と血ばかりで気持ち悪いニャ」
※あのラストの意味、それいいのか分からない度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はイタリア・オフィシャルより。
----10月の映画の日は、ロドリゲスってワケだね。
「うん。9月はタランティーノを見逃したからね。
前からこれって決めていたんだ」
----で、どうだったの?
映画館に来る観客も特別って気がするけど…。
「そうなんだよね。一番周りに受けていたのが出演のタランティーノが
『エヴァ・ガードナーって知ってるか?』と言うところ。
確かにこの映画のローズ・マッゴーワンは
エヴァ・ガードナーに似ていなくもない。
噂のエンド・クレジット後のワンシーンでも
『あれ、どういうこと?』と聞く女性に
『子供を殺すわけにはいかない。あれが監督の優しさなんだ』と
カップルの男性が答えていたり、
フィルムの傷やノイズについて
『こんなことする監督はいまどきいないよ』など、大絶賛の嵐」。
----へぇ~っ。えいはどう思ったの?
「うん。ロドリゲス映画の中では
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に次いで、
オモシロかったかな。
あっちはヴァンパイア、こっちはゾンビ映画。
この監督、こういったジャンル・ムービーが巧いね。
でも、観ていて思ったのはゴダール」
----あらら、どういうこと?
まったく正反対って気がするけどニャあ。
「この映画で彼がやっている、
上映中のフィルムのずれや飛びなどは
1967年に彼が『ウィークエンド』でやっている。
実に40年も前の手法。
そこでゴダールはご丁寧に『つなぎ間違い』というテロップまで出しちゃう。
今回は、『一巻紛失』という説明とお詫びのテロップ。
でもゴダールは、あれをアートフィルムでやっちゃったわけだからね」
----でも、ロドリゲスとヌーヴェル・ヴァーグって
あんまり関係ないように見えるけど…。
「確か、『フォー・ルーム』のときだったかな。
ロドリゲスの来日記者会見に出たことあるけど、
そのとき気づいたのが
彼の盟友であるタランティーノの製作会社の名前。
それは『BAND APART』。
これってゴダールの『はなればなれに』の仏題『band a part』を
英語にもじったものなんだ。
ゴダールの言葉に
『撮られるべきすべての映画はすでに撮られた。』ってあるけど、
まさに皮肉だね。
この映画、冒頭に流れた予告も含めて
まあ、オモシロいと言えばオモシロいんだけど、ね」
フォーンの一言「膿と血ばかりで気持ち悪いニャ」
※あのラストの意味、それいいのか分からない度
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※画像はイタリア・オフィシャルより。
おそらくロドリゲスの中にはエンタメ精神が溢れているのだと思います。
好きなように作る、それがエンターテイメントになるということでしょう。
そういう意味では映画と幸せな関係を結べている監督と言えるのではないでしょうか?
タランティーノの方も、どこかで観なくては…。
この作品、ロドリゲスが好きなようにやったわりにはエンターテインメント性に優れてて、
自己満足に終わらずに観る人をちゃんと楽しませようとしてるのがいいです
アメリカでは同時公開して後半のタラの方が完全に好まれたみたいだけど、こちらも負けず劣らずだったと思っています☆
DVDはセットで欲しいナー
はい。観たのは府中なんですが、
あまり夜に映画館に行くことはなく、
土日の昼に行っては、
携帯メールの明かりに悩まされているので、
これはなかなかオモシロい体験でした。
ぼくは?(笑)
その若い男の人が言っていた
「こんなことする監督はいまどきいないよ」に
なるほど。
確かに「いまどき」いない。
えいさんは正直なところ、どうなんでしょう?(笑)
でも、ゴダールを使用している、というのは彼らなりのブラックジョークかサーカシズムなんでしょうね?自らへのw
えっ、TBできてませんでしたか?
またしつこく行こうっと…。
この映画、エンドクレジットの後のシーンについては、
映画館に、その旨が貼ってあったんです。
だけど、あのシーンはどうなんだろう?
>1ヶ月先に旅していませんか?
>魍魎の匣
えっ、どこかに上海に行く何て書いたっけ?
と、読み直して気づきました。
11月× → 10月○
あわてて変更いたします。ありがとうございました。
『魍魎の匣』は映画がミステリーになっていないので、
原作を読んでいても別の楽しみかたができるかも…。
あくまでも「かも」です。
せっかく訪問いただいたのに、TBが上手くいかなかったみたいですね、すみませんー
私はタラ版よりもコチラの方が好きでした。
よく考えてみると、私エンドクレジットの後を見ずして席を立ってしまったかも・・・。試写会って、たくさんの方が早々と席を立ってしまうので、何か落ち着かないんですよね(と、苦しい言い訳)
あっ、えいさん、大変大変。
レビューの冒頭から察するに、えいさん1ヶ月先に旅していませんか?
魍魎の匣
原作を先に読んでしまうと、映像化は無理だろうなんてイメージが湧いてしまいますが。こんなに早く映画化してるんですねぇ見たいけど、少し微妙な心境です