ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『インシディアス』

2011-07-22 22:10:54 | 新作映画
(原題:Insidious)


----これ、一昨日観たばかりだよね。
珍しいんじゃニャい。こんなに早く話すのって…。
「うん。この手の映画は喋りやすいからね。
結局、怖いかどうかに尽きるワケだし…。
監督がジェームズ・ワン(『ソウ』)
製作がオーレン・ぺリ(『パラノーマル・アクティビティ』)

----で、こうして喋っているってことは
けっこう、怖かったわけだね。
「う~ん。まあ、それはおいおい話すとして…。
実は、内覧試写ですでにこの映画を観たという知人から
『怖い!怖すぎます 斜め前に座っていたオヤジさんが
ビックリして転げ落ちました。
一人暮らしの人は決して観てはいけない映画』とのメール。
そう言われれば、どんなものか観たくなるじゃない」

----でも、意外と冷静に喋って。
「そうだね。
やはり、若い頃に観た『ローズマリーの赤ちゃん』『エクソシスト』に比べるとね…。
この映画、これネタバレになるかもしれないけど、
取り扱っているのは“幽体離脱”。
ほんと、ストーリーは説明しやすくって…。
物語は、ある一家のお話。
ルネ(ローズ・バーン)と夫のジョシュ(『パトリック・ウィルソン』は3人の子供たちと新居に引っ越してくる。
ところがある日、小学生の息子ダルトン(タイ・シンプキンス)が
こん睡状態の意識不明に。
でも、体にはどこも異常がない。
時を同じくして、家の中では奇怪な現象が起こり始める。
これは家が呪われているんだとばかりに、
一家は引っ越しするんだけど、そこでも怪奇現象は続く。
そこで、ルネとジョンは霊媒師や牧師までを呼んで
ありとあらゆる手段を尽くす。
その結果、分かった思わぬ事実とは…」

----それが幽体離脱というわけだニャ。
「そういうこと。
ダルトンは、その意識が遠く離れたところまで行って
帰ってこれなくなっている。
そしてその間に、資料たちがその体を乗っ取ろうとしているわけだ。
さて、問題はその恐怖表現の描写だけど、
これがけっこ、ジャパニーズ・ホラーの影響が大。
大きな音やショック演出でワッと驚かせるのではなく、
ただ、そこにいる
あるいは、『リング』以来、よく使われている、
骨がきしむような音と、カクカクッという動き。
これに壁をゴキブリのようにささっと走る、
ハリウッド・ホラーの動きをミックス。
そうそう、『シャイニング』のような
双子少女(だったと思う)二人もいたね。
で、まあ、これがいちばんのキャラクターになるんだけど、
顔が赤くて目が黒い悪魔のような…。
そう、ダース・モールを彷彿させるラスボス。
いや、ラスボスは別にいたか…」

----ニャんだか、話バラバラ。
「うん。
思い出し思い出し喋っているからね。
さて、この映画、
父ジョシュの過去の織り込み方などもあって、
けっこうオモシロいんだけど、
怖さに関しては思ったほどではなかった。
他のホラーと同じで、
すんなり終わらずあるオチがあるんだけど、
それも想像がつく範囲。」

----慣れもあるのかニャあ…。

                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「そうは言っても、フォーンは恐いのニャ」もう寝る
※“呪いの家”じゃないところがハリウッド・ホラーにしては新しい度

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