ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『守護神』

2006-10-07 10:59:39 | 新作映画
----久しぶりだね。
「いやあ、いろいろあって
なかなか書く気力が起きなくてね。
この三連休に少しずつアップしていこうかと…」

----で、最初がこれってわけ?
ケビン・コスナーの映画の中でも一番のヒットとか言われているよね。
でも彼も、こうしてアシュトン・カッチャーと並ぶと老けて見えるね。
「うん。映画もその老け具合をストーリーに取り入れている。
悲しいけど仕方がないよね」

----タイトルの意味は、なんなの?
「海で溺れた人を救ってくれると言う伝説の存在。
これまた大胆なタイトルを付けたものだけど、
要はアメリカ沿岸警備隊。
海で起こった遭難において緊急出動して
人命を救う人たちの話だ」

----それじゃ、『海猿』と同じじゃない?
「そういうこと。
物語は主人公のベン(ケビン・コスナー)が
ある救出任務の際、
目の前で大切な相棒を失ってしまい、
心と身体に深い傷を負って現場の第一線を退き、
レスキュー隊員のエリートを養成するA級学校へ
教官として赴任することから始まる。
そこに、元高校の水泳チャンプである
訓練生ジェイク(アシュトン・カッチャー)も入学してくる。
でもジェイクは仲間を信頼せず、時に暴走」

----それは伊藤英明とは違うね。
ライバルを演じた海東健の方だ。
「このあたりがハリウッドっぽいと言えば言えるかも。
ベンが仕事にのめり込みすぎ、
妻ヘレンが彼の元を去るところもね。
この映画は、結局、彼ら訓練生の苛酷な訓練の日々が描かれるわけだけど、
これが、また厳しいなんてもんじゃない。
実際にレスキュー・スイマーになれるのは
志願者のわずか1%にも満たないというんだから…」

----うわあ。その言い方って『トップガン』だ。
「それに『愛と青春の旅だち』を加えてもいいかも。
いわゆる熱き男のサクセスストーリーだ。
構造がみなそっくり。
卒業式では制帽を放り上げるのかと思ったよ」

----でもそれで終わりってことないんでしょ?
「そう。
ベンは古巣であるアラスカの基地に復帰。
ジェイクもそこに赴任し、再会。
ところが、ある出動において
ベンは仲間を失ったトラウマに苛まされる」

----そういえばジェイクも過去がありそうだったよね。
天賦の才能がありながらも暴走してたんでしょ?」
そう。一心不乱に訓練にのめり込んでた彼の心の傷を癒したのがベン。
ここではそれが逆転してしまう。
この後の展開は、まあ言わない方がいいだろうね」


                                          (byえいwithフォーン)


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