ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『チャーリーとチョコレート工場』

2005-07-24 10:42:20 | 新作映画
-----ティム・バートン&ジョニー・デップ。これは超強力!
「完成披露が行われる丸の内ピカデリー2には
20分前に着いたんだけど、どうにか席を一番前に見つけたって感じ。
人気高いね、このコンビは。
映画も『シザーハンズ』を思わせる<雪>から始まり、
ジョニー・デップも『妹の恋人』をもっと派手にしたようないでたちで
ファンの心をくすぐってくれる」

-----これ、以前にジーン・ワイルダー主演でも映画化されてるよね。
原作はロアルド・ダールだっけ。
「うん。その前作は残念ながら未見だけど、
今回のはティム・バートンの特性が大爆発。
世界でもっとも有名なウィリー・ウォンカ氏のチョコレート工場。
でも、この15年間、そこには入った者もいなければ、出てきた者もいない。
それでも毎日大量に出荷され、飛ぶように売れている。
そんなある日、ウィリー・ウォンカ氏から
チョコレートに入っているゴールデンカードを引き当てた子供5人を
工場内に招待すると言う発表がある。
主人公のチャーリー・バケット少年...はその一人に選ばれると言うもの。
前作『ビッグ・フィッシュ』では少し美しくまとめすぎていた
ファンタジーがここではブラックな方向へ。
話自体は原作ものだから、そう変えようないけど、
人によっては悪趣味としか思えないような強烈な映像が満載だ」

-----悪趣味?どういうこと?
「この映画のために、ティム・バートンが導入した新しい設定はふたつ。
ひとつはディープ・ロイ扮する数十人のウンパ・ルンパ。
彼らはチョコレート工場に来た少年たちの運命を
ミュージカル風に歌い踊るわけだけど、
この踊りが笑えると言うか気色悪いと言うか、
まるでマツケンサンバ(笑)」

-----それはないでしょ?(笑)
「だって、ウンパ・ルンパ族はちょんまげもどきの変なヘアスタイル。
それがすべてチョコレートやキャンデーでできた
原色キラキラ、カラフルな工場の中で踊るんだから、
もうこれは唖然とするしかない。
しかもCGに頼りきることなく、実際にチョコレート工場のセットを作っているから、
浮ついた嘘っぽさがない。
多くの“クルミ割りリス”たちが登場するけど、
これも本物を調教し、CG,アニマトロニクスと合成しているんだ」

-----もう一つのオリジナルな設定は?
「ウォンカに父親ドクター・ウォンカを出してきたこと。
その職業が歯医者という設定で、
ウォンカは小さい頃から父親にチョコレートを禁じられていたというのが、
彼の心の奥深くに傷として残っている。
このドクター・ウォンカにはクリストファー・リー。
『ロード・オブ・ザ・リング』に『スター・ウォーズ』。
そしてこの作品と、最近の彼は大活躍だ」

-----この父と子の関係も『ビッグ・フィッシュ』の裏返しだね。
周囲の反響はどうだったの?
「終わった後、周囲の声に耳傾けてると
満足している人が実に多かった。
ラストなんて『ナイトメアー~』を思わせる
セットも出てくるし、ファンにはたまらないだろうね。
そうそう見終わったらチョコレートが無性に食べたくなったよ」

-----それって、チョコの匂いが上映中の劇場内に流れていたからじゃないの?
「mmmmmm」
(byえいwithフォーン)

フォーンの一言「猫さんにはチョコは危険なのだ。カロリー高すぎなのニャ」うららか2


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