ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ロボッツ』

2005-06-01 19:42:08 | 新作映画
-----今日は3DCGアニメだね。
最近、こういうの多いよね。
「うん。でもそのほとんどはディズニー/ピクサーの作品。
でもこれは『アイス・エイジ』をヒットさせた
ブルー・スカイ・スタジオの作品なんだ」

-----そう言われてみるとタッチが違うね。
ピクサーに比べてエッジがきいていると言うか、メタリックと言うか...。
「アニメの専門的なことは、ここの趣旨と違うから
あまり深入りはしないようにするけど、
確かにこの映画の見どころは、そのタッチにあるかも。
3DCGで人間を描くと、どうしても違和感のある顔になってしまう。
だから昨年公開された『Mr.インクレディブル』でも、
あえてコミックタッチの画風にしていた。
この映画では登場キャラを全部ロボットにすることで、
いつか夢見た<機械世界>を作り出しているところがオモシロい。
いわば逆転の発想と言うヤツかな」

-----ディズニー/ピクサーだと、
家族の絆とかのテーマがあるけど、
この映画はどうニャの?
「内容をかいつまんで話すと、
発明家志望のロボット、ロドニーが
子供の頃に『誰もがきっと輝ける』というメッセージを聞いて以来、
ずっと憧れ続けている偉大な発明家ビッグウェルド博士に
自分を売り込むため大都会ロボット・シティへ。
ところがそこではラチェットと言う
大企業のワンマン経営者の陰謀が進行中だった、というお話」

-----その陰謀って?
「ラチェットは、世の中に必要なのはアップグレードするロボットのみ。
アップグレードすることを止め、
修理修理を繰り返す中古ロボットは存在する価値がなく、
スクラップにすべきと言うんだ」

-----まるでナチの優生思想みたいだニャあ。
「うん、そこまでは子供には分かりにくいにしても、
ロドニーが、老朽化した仲間たちを修理するだけでなく、
新しい機能まで付け加えていくのを観た子供たちは、
モノを大切にすることや、思いやりの気持ちなどを
育んでいくんじゃないかな。
これもファミリー・ピクチャーとしてはいい方だと思うな」

      (byえいwithフォーン)

※夢大切だ度人気blogランキングもよろしくです}

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー