ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ウィンブルドン』

2005-02-21 20:39:44 | 新作映画
----『ウィンブルドン』って、
だれがどう考えてもテニスの映画だよね?
「もうこれがプレスで確認しなくてもいいくらい、
シンプルなストーリー。
主人公はかつて世界ランク11位までいったベテラン選手ピーター。
今では119位にまでランクを下げてしまっている彼は
ワイルドカードでウィンブルドン出場の機会を得たものの、
この大会での引退を決意している。
ところがそんな彼の前に現れたのが
優勝候補と目される若手の女性プレイヤー、リジー。
彼女は『リラックスするために、ハメをはずさない?』と、ピーターを誘う」

-----えっ、ふたりの関係は“お遊び”にゃの?
「うん。コーチでもある彼女の父親はとても厳格
『テニス以外のことは全て邪魔』とアドバイス。
リジーも感情を乱す“恋”なんてとんでもないと考えてるわけさ」

-----分かった。でもふたりには“恋”が芽生えてしまうわけだにゃ。
「そのとおり---って、これあたりまえか(笑)。
ところがこの恋はピーターにはプラスに左右するものの、
リジーにとっては微妙なバランスの崩れとなってしまう。
さて、ふたりの愛と試合の行方やいかに?というお話さ」

-----やっぱりね。印象的なシーンってある?
「この『ウインブルドン』は
『ノッティングヒルの恋人』や『ラブ・アクチュアリー』など
ロマンチックな映画で知られるワーキング・タイトルの作品。
今回も気持ちのいい音楽をあしらいながら、
爽やかな愛の物語を見せてくれる。
ピーターとリジーが深夜、想像上でラリーをするシーンなんて
ちょっと気恥ずかしくなるくらいスウイート。
リジーが高いロブを上げる。
その見えないボールを見上げるピーター。
彼の目線がいつまでも降りてこないのを不思議に思ったリジーが
一緒に空を見上げるとそこには彗星が…。そして
(沈黙)
そうそう、『ノッティングヒルの恋人』と同じく
セレブの恋を扱ってるだけに
ふたりの愛の巣を嗅ぎ付けたマスコミが大挙押し掛けるなんて、
どこかで観たことがあるシーンも出てきたな」

------ところで試合の行方は?
「そんなの言えないよ(笑)。
ただね、負けが濃厚だったピーターがリジーの声援で甦る。
これってプレスリーや我らが加山雄三=若大将映画の頃から
変わらないパターン」

------あらら、答を言ってるじゃん。
「いいんじゃないの。
これって、結局はみんなが望むところに落ち着く
“お約束映画”なんだから。
そうそう、ジョン・マッケンローが解説者として出てる他、
かつての一流プレイヤーが多数出演。
そちらの興味も尽きないと思うよ」

      (byえいwithフォーン)

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