ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『バンジージャンプする』

2005-02-16 22:47:07 | 新作映画
------今日の映画はいま人気のイ・ビョンホンだね。
『バンジージャンプする』って明朗な青春映画って
感じのタイトルだけど?
「そうなんだよね。ところが中身は思いっきり違ってた。
なんとこれまた時空を超えるラブ・ファンタジー」

------えっ、そうなの?
「物語は1983年。どしゃ降りの雨の日に始まる。
大学生のソ・インウ(イ・ビョンホン)の傘の中に
ひとりの女性が飛び込んでくる。
以来、インウはその子のことが気になり、
別れたバス停で彼女を待つ日々が続く。
やがて彼女はテヒ(イ・ウンジェ)という
同じ大学の彫刻科に学ぶ女性と分かる。
ま、この後はお定まりで、ふたりは急接近。
雨の日、大喧嘩のあと、ホテルで結ばれる。
ところがインウが兵役に行く日、
見送りに来るはずのテヒは現れない。
そして物語は2000年3月へ」

------すごく飛ぶね。
「そうだね(笑)。でもここからが困ってしまう。
プレスに『設定は絶対に記述しないように』
書いてあるため、話すことができないんだ。
それでもここまではOKかなと言う部分を話せば、
彼は高校教師になっている。
ところが、男生徒のヒョンビンが
テヒと同じ質問をしたり、
彼女との想い出のライターを持ったりしている。
果たしてその謎は?---というのがキーポイント。
やはりこれは言えないんだろうな」

------じゃあ、これで今日は終わりなの?
「それじゃあ、あんまりだから、
思ったことを一つ二つ。
まず83年の描き方。この大学生の雰囲気、会話が少ししらじらしい。
日本で言えば日活の60年代青春映画みたい。
これは風景や生活水準で少し話が違うかも知れないけど、
『友へ/チング』のときも
少年時代の町角があまりに古めかしくて
韓国からの留学生に疑問をぶつけたことがある。
答は『その頃は日本より発展が遅れてたんです…』。
これもそんなものかも知れないね。
映像もハイキーでありながらそこにセピア色を重ねることで、
あえて古さを出してるって感じだったな」

------イ・ビョンホンは20前後の学生と
40がらみの男を演じてるわけ?
「そうなんだ。この映画の頃、彼自身は30歳。
オクテな学生をやるには少し無理があったと思う。
でもその分、妻子を抱える後半は本来の持ち味が出てたと思うね」

------共演のイ・ウンジェって?
「ときどき飯島直子みたいな表情になる成熟した女性。
ファッションも大人っぽくって、
当時の日本の女性がこんなだったな…って感じかな。
こちらは当時、日韓にあまり差がなかったのかも」

------しかし、あんまり映画とは関係ない話だにゃ(笑)。
                  (byえいwithフォーン)
※ミステリー&ファンタジー度

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※(ひとりごと)しかし氷雨だったのに人が多かった。補助席まで...。
イ・ビョンホン人気はすごい。