ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

若かりし頃の九州旅行2

2018年06月20日 20時50分10秒 | 最近の出来事

昨日はサッカーの応援は興奮しました。
いきなりのレッドカードで
突然のチャンス到来。
PKもうまく入りました。
そして大迫の半端ないゴール
次の24日が楽しみです。

では高校九州旅行の続きです。

ーーーーーーー

青島海岸で
テントから出てオシッコしようとすると、
ちょっと離れた海岸のところに
アベックの二人が座っていました。

フーといいながらオシッコしてると、
その二人がチューを始めたのです。

「ウヒャー、こうしてみたらあちこちに
アベックが座っているぞ。
あちこちでチューしたりするんだ」
と三人はもう大騒ぎです。

生まれて初めて成人映画に入った
若人のようです。

これはあちこち散歩しながら
見学しなきゃあということになりました。

でもねえ、テントをカラに
しておくことはできません。
結局一人を残して順番で
二人組になって歩き回りましたね。

「おいアベック風に見えるように
歩かないといけないんちゃうか」
とかいいながら
うろうろしていきます。

もう、今となっては驚くような
新婚旅行の聖地でしたな。

もうここにはかけないことを、
九州初日の夜に見学してきて、

「う~ん、我々も大人になったなあ」
と自覚したのでありました。

とまあ、こんな過去のことを
書いていると思い出しても面白く、
もう少し書いてみたくなりましたので、
お許しください。
続きを書いていきます。

次の日は、えびの高原の方へ
行こうと決めていました。

宮崎から日豊本線に乗り都城へ、
そのあたりでウロウロした後は
吉都線でえびのに向かいました。

このひはここまで来たら
疲れているだろうと、
宿を手配していましたね。

この日はあったかい温泉に
はいるぞーと喜んでいたわけです。

えびので電車を降りて、
さあ宿までバスで行こうとすると、
な、なんとあまりの寒さで
今日はバスが運行していないとのこと。

え~、温泉はどうなるんだあ
とかいいながら、今だったら
タクシーでという考え方もあるのに、
若い我々にはそんな感覚はありません。

さいわい懐中電灯とかも
持っているので、
8キロくらいだから
トラック20周やね。
歩いていくかあとなったわけです。

平地じゃないですよ、
えびの高原に上がっていく山道ですよ。

時刻はもう4時前です。

平地のように飛ばして歩いても
2時間はかかるというコースですが、
「まあ何とかなるやろ」
という気楽な気持ちでした。

で、さっそく歩きだしたのですが、
山道に入ったとたんに、
これは何か恐ろしいことが
起こりそうだという予感が
三人の胸に湧き上がってきたのでした。

行けども行けども山道。

暗くもなってきますし、
もう傘じゃよけきれないほどの
雨も降り始めました。

いやあ雨というよりもみぞれで、
すぐに雪にと変わり始めました。

「天は我らを見放したかあ」
などという映画の言葉もない時代です。



半分くらい歩いたところで、
公衆電話を見つけたので、
宿に連絡を入れました。

「駅から歩いて向かっているのですが、
大変な状態なんです」というと
「動かずにそこに降りや」
という言葉を残して
車で迎えに来てくれたのです。

「ああ~助かったといって喜ぶ我々」

「こんな天気の中を、こんな時間に
歩いて宿に向かってくる客は初めてやあ」
と宿の人は言ってはりました。

もう何も怖いものもない、
若い我ら三人組だったのでしたあ。

宿に入ってひと安心。

風呂だ風呂だあと温泉に
飛び込んでいく我々だったのでした。

三人でお風呂に入っていると、
店の人も入りに来ました。

僕らは風呂に入りながら、

「青島はすごかったなあ。」
なんていいながら盛り上がっています。

「こんなんでしたよ。」
宿のおっちゃんに話しながら、
大盛り上がりでした。

高校一年生のわれら3人。

「僕らも大人になったら、
頑張って子ども造るんやなあ」
とか言ってると、おっちゃんは
「いけるいける立派な子どもができるわあ」
と下半身を見ながら言ってはりましたなあ。

そんな会話は50年たっても
忘れないものですねえ

その日はランプの宿で
旅の夜を楽しんだ三人だったのでした。

続く