ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

比叡坂本歩き旅3

2018年06月10日 21時25分54秒 | ウォーキング

最後にこの寺の見どころもう一つが、
境内にある「もみじ観音」だ。
その姿がこれ。



でもねえ、あれおかしいですよ。
古い写真を見ると、
このもみじ観音はもみじの木の中の
空洞に立ってるはずなんですが、
ここではこの観音だけが立っていますねえ。

あの空洞のあったもみじは
枯れてしまったのかなあ。
過去の写真では不老の大木の中に
立つ観音といわれていたのですが、
今はそんなことはありません。

不老長寿といわれていた木の中に・・・
といういわれは変わっていくのですねえ。

さて、こうして西教寺の見どころは
全て押さえました。
また道を歩いていきましょう。
この辺りは里山の中腹を歩いていきます。

そういえばここから3キロほど
北の仰木地区には昆虫写真家の
今森光彦が住んでいますねえ。

滋賀県の里山のすばらしさを
よく言ってる写真家ですねえ。

まあ雰囲気が似ているんでしょう。
この辺りも人里としての歴史も古く、
一方で自然も意外に深く
いい感じで風が漂っているところです。

車が時々走って行く道を歩いていきますと、
あ、前方に千体地蔵尊の看板が
上がっている道がありますよ。



これを入っていく道を何というか。



実はこの道の名前は

「山の辺の道」

というのです。
あの奈良の天理や桜井を通る
有名な散歩道と同じ名前なんですねえ。

確かに道の自然環境からみて、
山の辺を歩く道という意味では
普通なんですけどね。

でもこういう道に出会って
散歩も急に楽しくなったりします。

こんな道が続きます。



山手からは小さな川が流れてきたりして、



自然も豊かな感じです。



ここが八講堂の千対地蔵尊です。



これは歩き始めの頃に見た
多くの地蔵尊と同じですね。

山から地元のお寺にかけて
無数の地蔵尊が散在しておりました。
比叡山が修行の山で
一般の人のお参りには
制限があったので、こうして
各地に地蔵を作ったのだそうです。

う~ン、やはり、酒飲みの足を
洗わせるための地蔵じゃなかったんですね。
この辺りも開発に伴って、
ひと鍬入れるごとに地蔵が出てきたので、
それを誰いうことなく
ここに集めたのが、
八講堂の千体物と
いわれているそうです。

ざっと数えてみますと
1000体はなさそうでしたがね(^^)。

田植えの始まった田んぼ、



散在するヘビイチゴ、



土手には夫婦像のような石像。



いいところですねえ。
草深い土手や竹林の中を通ったりします。



やがて石の階段を降り、
鉄橋のある所にさしかかったところで



ランニングをしている人が
抜かしていきました。

ああ、こんなところを
走ったりしてるんやなあ
と思いつつ見てたら、
そのランナーが鉄橋のところで
「ウヒャー」といって
立ち止まっています。



どうしたのかなと思って
見に行きますと、
鉄橋の上に大きな蛇がいてました。

ヤマカガシかなあ。

最近は毒のある蛇といわれています。
結局橋のすみっこから
逃げていきましたね。

その逃げる姿のしっぽの部分が
これでした。



この道、あちこちで
こんな蛇の死体も見つけました。



まあ、それだけ生き物も
多いということなんでしょうか。

よく探したらツチノコとか
見つかるかもねえ。

しかしそれにしても
この辺りの谷は深い。



こうして写真を撮ると、
まあなんて静かな自然の中に
doironは似合わん格好やねえ。

ここから先に行くと
道は結構な山の中に
入っていくなあと思ったら、
いつの間にか日吉大社の
中に入っていきます。

こんな道標が建っており、



そこに「逢のみち湖のみち山歩みち」
と書かれています。

山の辺の道とかいろんな
名前を付けていますねえ。

それにしても「山歩みち」
というのはいいですねえ。

軽い山をてくてく歩くコースを、
これからは山歩みちといいますかねえ。

続く