中央エリアに入って
すぐに東側へ行くと、
ネモフィラや白い紫蘭に包まれ、
やがて菖蒲園に出てきます。
ああ、この辺もつぼみを
いっぱいつけているから
咲いたらきれいなんでしょうねえ。
そして乙女山古墳の方への
道を進んでいきます。
名前が名前だけに惹かれる古墳ですねえ。
草の上に作られた木の道を進んでいくと、
ああ、ここが乙女山古墳です。
この古墳の特徴は「帆立貝式古墳」で、
古墳の南西部の造り出しから
円筒埴輪が出てきたそうです。
乙女山はこの地方の名前が
「乙女山」だからそんな名前の
古墳になりました。
乙女山とはきれいな名前ですが、
もともとは「御留」「御禁止」から
来ているという説もあるようです。
ここはよくわかりませんでしたけどね。
ここから池のふちを歩き、
公園のずっと東側の道を
ぐるっと回っていきましょう。
「ケンケーン」。
あ、雉が鳴いていますよ。
ここにいるようです。
え?雉ってどんな鶏?
ああちょっと前なら
「一万円札見てね」となるのですが、
もう今の紙幣は火の鳥で
デザインが違いますねえ。
でもねえ、大体雉ってわかりますよねえ。
ここでは写真にこんなに不鮮明にしか
写せていませんでした。
鳴き声から「けんもほろろ」という
言葉ができたんだと辞書に
書かれてありましたな。
あ、ここには「クロヤツシロラン」が
生えているそうです。
うわー見たいなあ。
でも立ち入り禁止なんですよねえ。
ネットで調べた写真がこれ。
葉緑素を持たず菌だけに生える
ランの一種です。
うん。
でも本当によく見つけたものです。
これは、ここにあった古墳の中身を
再現しているようです。
石棺がぽつんと置かれている
シンプルな展示ですねえ。
無理矢理こんなにシンプルな
古墳を作る人のことを
「古墳症」と呼びましょう。
向こうのほうの道の下にも
古墳があるみたいですが、
草深くて近寄りがたい感じでした。
古墳症のおじさん、ごめんなさい。
ああ、このあたりは
キツネアザミなんかがきれいに
咲いていますねえ。
きっと池の周りなんかだったら、
カワセミなんかも多いかもしれません。
さあてこうして公園を
ぐるりんと往復してきました。
最初ここに来ようと思った時よりは
歩く距離も長く、古墳や植物が多い
いい公園でしたね。
これからはこの公園の周りの歩きコースを、
以前の「もっともっと田原本」を
活用して作って足していけばいいかもね。
そしてこの後どこかで行く
予定の温泉の情報も加えて、
いいドジ旅ができそうなら
作っていくことにしましょう。
今日歩いたのは、こんな感じで、
距離は約9キロ。
奈良で二番目に大きい都市公園で、
気候のいい時に、のんびりしに行くには
ちょうど良いところかもしれません。
馬見丘陵は公園はうまい公園でしたとさ。
おしまい。