ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

個人情報保護に係るある考察

2010年06月28日 22時47分46秒 | 仕事
月末が近づくと
色々と書類の整理にも忙しい。
要らなくなった書類は
再生紙へと回す。
しかし、中には、個人情報や
マル秘情報が記載されている書類もあるので
それらは、シュレッダーにかけて
小さな紙くずに裁断して
再生に回すというのが
我が社の、というか
たいていの会社のやり方だろう。
平成15年に成立し、
平成17年に全面施行された
個人情報の保護に関する法、
いわゆる個人情報保護法により
個人情報は過保護に
守られるようになった。
一方、ダダ漏れの部分もあったりで
法のさらなる進化が
望まれるところではある。

そんな個人情報保護に
一役買っているのが

シュレッダー

我が社には
全社員共通で使える
巨大シュレッダーがあるが、
doironの部署のように
秘密の文書を扱うことの多い部署には
個々に事務用のシュレッダーが
配されている。

それは、doironのデスクの
後ろに置かれているのだが、
今日も、今日とて書類の整理で
忙しく稼動していたわけだ。
書類の差込口から
次々と中に吸い込まれていく書類。
少し刃がかかったらもう離さない。
ジャジャーと書類は悲鳴をあげながら
ズタズタに裁断されていく。
その姿は、いと哀れなのである。

そんな哀れさを
表現してみたのが
インターネットで世界初公開。
ピューリッツァ賞確実の
呼び声高い
この写真である。



どうです。
哀れですねえ。
怖いですねえ。
恐ろしいですねえ。
あの海洋恐怖映画
「ジョーズ」をほうふつさせる
衝撃の映像ですねえ。

あれ?なにやら怪しくなってきたぞって。
いえいえ、これはあくまで
個人情報保護に係る
高尚な社会実験ですから。
え?単にヒマなだけやんって?
誰ですか、そ、そんな不埒なことを
言う人は。
この写真
一発で撮れたわけではないんですよ。
書類が吸い込まれていく様子を
決定的瞬間を取るのは
シャッターにタイムラグがある
携帯ではなかなか難しいんでっせ。
艱難辛苦を乗り越えて
七転八倒、試行錯誤、
臥薪嘗胆の末にやっとモノに
なるもんなんだす。
その証拠に、一枚目に撮ったのが
この写真でした。



その失敗を教訓に
シャッターを急いで
押さないといけないということが
わかったでしょう。
てなわけで
もう一度、せっせと紙に絵を描いて
再チャレンジして見事、
その瞬間を捉えることが出来たわけです。

え?だから、ヒマなんやろって?

いえ、あの、その
個人情報保護のあり方に
鋭く切り込むと共に
日常に潜む、
ものごとの本質を表す瞬間を
捕らえてみたかっただけなんです。
わかってください。

昼休みに、事務所のひと気が少ないのを機に
せっせと絵を描き
シュレッダーの裁断音に紛れて
シャッターを押すdoiron。
過保護とザル法の呼び声高い
個人情報保護法だが、
各人の哀しみを越えた
涙ぐましい努力により
個人情報が抹殺されていく
決定的瞬間を
鋭く切り取るという
貴重な一枚をものにした
doironでした。

我が社の将来は明るいぞ~。

これで良いのか?

これでいいのだあ。

よい子は決してマネをしないようにネ。