雑記帳

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山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎

2014-12-17 21:00:00 | 

七尾与史著"山手線探偵 まわる各駅停車と消えた
チワワの謎"を読みました。
山手線探偵の霧村雨と助手の小学5年生のシホと
自称作家の三木幹夫が山手線に乗って事件を
待ちます。
事務所を追い出されて、引っ越しする費用がない
からという理由でそうしています。
しかし変だとは感じます。
電車の中で看板を出せる訳もなく探偵だってわかって
もらいようがなくてお客さんがくるわけがありません。

最初に書かれているのが駅で小学生が電車を待ち
ながら居眠りをして線路に落ちてしまう話です。
小学生は手を差し出してくれた人の手を一旦は
握りますがすぐ振り払って入ってきた電車に
轢かれてしまいます。
まわりの人にはそれが自殺に見えました。
一部始終を画像に撮っていた人物がいます。
この事件は一見三人とは無関係に見えますが
あとあとにそういうことだったのかとわかってきます。

三人は痴漢だと被害者と3人の目撃者に取り押さえ
られた男性を見かけます。
被害者と目撃者たちに繋がりはなさそうにみえました。
しかし状況をよく見ていた雨には何が起きたのか
よくわかりました。

目撃者たちが次々と死んでいます。
事故死として処理されていますが繋がりを知っている
人が見れば連続殺人ではないかと思われます。

小学生の依頼人から仕事を頼まれます。
塾で突然成績がよくなった子がどうして成績を伸ばしたか
探って欲しいというものです。

この件を探っているうちにチワワに出会います。
雨が前にも出会ったチワワです。

事件の全貌が明らかになっていきます。

なかなかおもしろかったです。
電車で轢かれた子の事件や痴漢にされそうになった
話は寒々としてきます。

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