雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

秘密の花園

2006-09-02 10:40:05 | 
子供のころ好きで、何度も読んだことがある
「秘密の花園」を読み返してみました。
とても好きだったのに内容ぜんぜん覚えて
いませんでした。

<これから読んでみたい人はこの先読まないで>
インドで育った10才のメリーは両親が
亡くなってイギリスの叔父にひきとられます。
裕福な家庭なんだけど両親はまったく子供に
関わらず使用人まかせにしてます。
そんなだからメリーはやせっぽちでわがままで
いやな子です。
叔父の家も締め切った部屋がいっぱいある裕福な
家ですが暖かさがありません。
奥さんを事故で亡くし心を閉ざしほとんど旅行を
してすごしています。
メリーは叔母さんが好きだった秘密の花園を
見つけます。叔母さんがここで亡くなってから
鍵が掛けられていた場所です。
メイドの弟の植物や動物と共に生きている
ディッコンとの交流があります。
そして屋敷に隠されていたいとこのコリンと
知り合います。この子も親から見捨てられ
病気ですぐ死ぬんだと思い込み我がままに
生きています。
メリー、コリン、ディッコンで花園の世話をして
で過ごすうち2人は変わっていきます。

この本のどこが好きかというと花園の描写です。
そしてそこで作業する楽しさです。
まるでメリーの目で見て、体で働く楽しさを感じ
るようなのです。
花園の様子を自分の頭の中に再現はできません。
それだけの想像力がありません。
いつか頭の中に描き出したいと思っています。
でも楽しさはふつふつと伝わってくるのです。

それにしても2人ともが親の育児放棄に会って
いるのです。コリンは最後はハッピーエンドと
なりますが、昔から子供を無視する親はいたと
いうことなんでしょうね。

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