永井するみ著"カカオ80%の夏"を読みました。
凪は高校生です。カカオ80%のチョコレートが
好物です。
夏休みにクラスメートの雪絵が書置きを残していなく
なってしまいました。
お母さんから行方をしらないかと電話をもらった凪は
調査を開始します。
凪は雪絵と親しかったわけではなく一度だけ買い物に
付き合ったという間柄です。
雪絵はおとなしくまじめな性格です。
雪絵のパソコンから二人のブログを書いている高校生の
女性にメールを出しいろいろな質問をしていることが
わかります。
凪が雪絵を見つけ出すまでの6日間を描いたものです。
近所のカフェのマスターの国府さんや、クラブで働いて
いるジェイクなど凪を助けてくれる大人の知り合いが
まわりにはいます。
雪絵がメールで欲しい情報を聞き出していたミリ、紀穂子
とも親しくなります。
雪絵が母親にないしょで家を出て行くという行動が
どうもわかりません。やりたいことがあればちゃんと
説明してからやればいいのに。
気づかないうちに事件に巻き込まれてしまうことに
なるんですよね。
凪はしっかりした女の子です。
問題を解決するためにどこから手をつけていくべきか
ちゃんとわかる判断力のある子です。
このまま社会人として生きていける能力があります。