生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

乱闘する二つの自分の心

2012年02月14日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自分の心には時々、相反する二つの声が乱闘します。これは何でしょう?長い人生の中で、この乱闘する二つの声は、時に憂っとおしいし、嫌なものですが、この乱闘がどうも私を成長させたような所もあり、今にして思えば随分と頑張ったなあ、と思います。倫理面の乱闘、職業選択での乱闘、人間関係、経済問題、人生の方向を決める時、要するに選択に迫られた時が一番深刻かもしれません。上手な選択をするときは案外温泉でのんびりしている時のヒラメキ、感情が開放されていて理詰めでない時のインスピレーション、あるがままの自分を受け入れている時、間をおいてせっかちでない時、ちょっと理性が働いている時、自分を粗末にせず大事にしている時、こんな環境での選択が自分の人生を良い方向に向けていて、焦ったり、やけっぱちの時は本当にろくな思い出がないようです。:<自己実現の道を歩む人は何故元気か:445-3>:

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倫理道徳を越えた人

2012年02月13日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
厳しい日々を送っていても案外のんびりとリラックスしているし暖かい雰囲気もあり淡々と自分を主張し人への配慮も人の話を傾聴する態度も誠実です。この人は多分、自分を信じていて今の生き方に悔いがないようです。このような人を自己実現への道を歩んでいるタイプだと私は判断しています。悩みは当然ありますが、それは人生の完成の為の試練だと解釈しています。生身の人間ですから失敗したなと感じても関係者に素直に謝っていますし、からりとしているので周囲も何となく暖かい雰囲気につつまれています。倫理道徳も大事にしていますが、固執せず、環境に合わせて自由な解釈をして生きているようです。倫理道徳の前に関連者の感情をとても大事にしていて不快な印象を与えないように最大の努力をしているようです。つまり愛があるようです。:<自己実現の道を歩む人は何故元気か:445-2>:

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「自己実現の道を歩む人」は何故元気か?

2012年02月12日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自己実現への道を歩いている人は何故、元気なのでしょう?持病もあり経済的にも豊かでないのに、何故、あのように明るく爽やかに生きているのか、不思議に思う人がいます。自己実現への道を意識した人は幸福です。迷うことなくこの道を歩いていると、どんな人生問題を遭遇しても生き甲斐を感じ、自分をきちんと大事にして生きています。この「何故」について思索していきます。この道を歩きだすと良く眠れますし心もおおらか、適当に遊び、歌を歌い、幸せな気分も味わえます。:<自己実現の道を歩む人は何故元気か:445-1>:

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答えは自分の中にある、とは言うものの!

2012年02月11日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
生き甲斐の心理学ではしばしば、答えは自分の中にある、と主張していますが、具体的にどういう意味なのでしょうか?確かに「知は力なり」という言葉があるように、その辺りの知識や情報がないと答えは得られませんが、ここで言う答えとは他人にこれがあなたの答えです、と言われて本当になるほど、と納得出来れば問題は無いのですが、本来人はこれが答えだ、と本人が納得しないと役にたちません。他者の心もわからないし、自分の本音も分からないのが人間の常なので、案外、答えは自分の中にあると言われても ? と思うでしょう。答えを見えなくしている障害物が心に住んでいる不信感、疑惑心、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤独感と絶望感と言われていますが、この障害を取り除く必要が人により相当あるようです。疑い深い人には何を言っても無駄なので基本的に自分を信頼するようにしておかないと無理なようです。このように自分を信じる事、身体の健康がある程度良いこと、感情に異常がないこと、湧き出す考え方を素直に受け入れる力が無いと、その答えは見えてきません。ですから答えを自分に中に見つける方法は簡単ではありません。:<心理療法の世界での愛:444-5>:

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愛の孤独感を、どう解消するか?

2012年02月10日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人は意識、無意識で自分が正しいと信じて生きています。ですから時々感じる寂しさとか愛の孤独感についても、その原因は自分には無い、社会のせい、人のせいにして生きています。また、そうしないと益々変になつていきますので、ある意味、今の解釈をよしとしないと生きていけません。しかし、どうしても切なくて哀しい時、心から自分を大事にしてくれる相談者がいればいいのですが、そんな人はあまり居ません。相談に行けばいくほど、益々、嫌な事態になるようです。癒してくれる人を持つ人は本当に幸せな人と言えるでしょう。そういう相手が居ない場合の解決方法はセルフカウンセリングの手法を覚える事しかありません。寂しさ、愛の孤独感はその人の生育史から捻出されてくる理想(こうありたい、こうあらねばならなし、というイメージ)と現実の解釈から生まれますので、先ずその理想のイメージの内容を現実吟味力で再点検します。次に現実の解釈が正しいかどうか、それも現実吟味力で再点検しますと、その二つの内容が少々、現実離れしていた、ど気づく場合もあります。理想を捨てるか、現実を100パーセント受け入れるか、その中間で納めていくか、この作業を月に一度の割合で行う事しか方法はありません。厳しい現実は変わりませんが、このセルフカウンセリングの手法に慣れ成功していくと、自分の力を信じ逞しく生き抜く勇気が出てきます。:<心理療法の世界での愛:444-4>:

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親子の愛のストレス

2012年02月09日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
親も子供も、それぞれ良かれと思って言葉のやりとりをしている内に甘えの構造から、ついつい喧嘩に発展していきます。一過性のものであれば根は浅いのですが大人の相談をしていて感じる事は案外、生涯にわたり子供時代の心の傷は深いようです。血の繋がる親子ならば、その場では生涯を支配するようなトラウマを自分達が与えているとは思わないようです。特に弱い立場にある子供は心の奥底で、全て自分が悪いと思うようです。とても哀れな立場の弱い子供ですが、案外、親は自分が与えれいる傷に気づいているような、気づいていないような話が沢山あります。親子の愛とは何でしょう。こうして大人になり生き甲斐の心理学を学んで、あ、あれが親のエゴなんだ、これが子供の甘えの構造なんだと気づきながら人間は成長していく。人類の繰り返し現象のようです。:<心理療法の世界での愛:444-3>:

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「愛」という言葉を無視すると?

2012年02月08日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自分を大事にする方法を具体的に学習していない人が多いようです。例えば自分の魂を大事にしていない、自分の過去の記憶の内、思い出しても嫌な事例を解釈を変えないまま放置している、自分の心と身体を粗末にして暴飲暴食、睡眠不足の生活をしている、とまあこのように生活していくと、それが原因で現在の生活で類似事件に遭遇すると、大きな混乱感に苛まれだします。魂を大事にするという意味は愛、友情、親切心を何よりも優先して生活すること。愛の孤独が心の病の大半の原因。魂の本質は愛だからです。愛が不足すると魂は警告を出すようです。過去の嫌な思い出を解釈を変えて良い思い出にしておかないと類似事件に遭遇した時、同じ混乱感に苛まれます。身体を大事にしないと胃をやられ自律神経を疲労させ益々明るい感情が消滅し暗い気分が横行しだします。:<心理療法の世界での愛:444-2>:

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心理療法の世界での愛について

2012年02月07日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
生き甲斐の心理学の世界では愛の定義は哲学、社会学等の世界での定義と少々違います。カントやヘーゲル、ショーペンハウエル等が愛について定義していますが、その愛を患者さんに説明しても心の病は回復しないことが大半です。患者さんがセラピストから大事にされているなあ、と感じないものは愛ではないのです。愛の孤独に苦しみ発病した患者さんに必要なものは患者さんがセラピストに大事にされているなあ、と感じたものが愛なのです。暫くこの領域について思索していきます。:<心理療法の世界での愛:444-1>:

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名画「最後の晩餐」から見る信じる勇気

2012年02月06日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
裏切られる事は誰でも恐ろしいし嫌ですが、信じる力を修行して獲得していくと、そこに大きな幸福が存在している事にはたと気づく事があります。信じる力は自然に備わっているものではありますが人生の裏切りや挫折、心の病が原因で、そうならざるを得ない体験から、信じる力に欠落していく場合も多々あります。勇気があれば、何度裏切られても逞しくまた挑戦出来る力が生まれてきます。パウロのキリストを裏切る話は有名ですが有名なダビンチの最後の晩餐に見る12使徒の人生を想うと信じる力の強烈なエネルギーを驚きをもつて理解出来ます。名画、音楽を通してどれほど人間の愛と信頼の関係が美しく描かれていることか!愛と祈りと信頼は本当に人類の宝物です。:<恋人は何故、心を開くのか:443-5>:

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信じるとまた愛が見えてくる!

2012年02月05日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
喧嘩をして恋人と別れても、ふと相手を信じ直すとまた愛が見えてくる事があります。疑うと愛が見えなくなりますが信じるとまた見えてくるのが面白い現象です。この信じる力がある人は、どんな危険がきても幸せですが疑い深い人にはいつまでも愛は見えてきません。信じると見えてくる世界を認識出来た人間は益々元気に幸せになれます。
:<恋人は何故、心を開くのか:443-4>:

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「自己肯定、他者肯定」の思想

2012年02月04日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
苦労して、修行して、何とか心理療法のあこがれの境地「自己肯定、他者肯定の思想」に近づく努力をしているわけですが、恋人達は愛してしまえば、もう自然に「自己肯定、他者肯定の思想」を持てるのです。あこがれの結婚をすると豹変していく哀しい話も沢山ありますが、今は、そう言う事でなく、愛しあってしまうと自然に互いを受け入れていく精神分析の話をしようとしています。人間の青春の或時期にこの貴重な体験をしておくと心理療法の勉強も理解しやすくなります。この愛の世界は神との間にも展開していきますが、この人生体験が案外、基本となつていますので、愛の原型について思索しておく必要もあります。恋人間ばかりでなく幼児時代の両親や兄弟との間の愛の姿が一番重要視されています。:<恋人は何故、心を開くのか:443-3>:

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未知な生育史に感動する

2012年02月03日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
愛しあうと相手を知りたくなります。遠慮がちに少しばかり語ってくれる恋人の人生に眼を輝かして聴き入ります。退屈だった日々が突然、新鮮に輝きだします。無条件に受け入れ批判しません。生育史と身体を何よりも尊重し大事にします。こうなれば人間の心から一切の不安感は消滅して平安感が羽ばたきます。ストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、欝、錯乱の5つ)は見事に吸収され、それに替わり幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)はいやましに満たされます。:<恋人は何故、心を開くのか:443-2>:

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恋人同志は心を自然に開いていく。

2012年02月02日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人間とは何か、という哲学が明確でないと今回の首題は理解出来ないでしょう。人間とは魂と身体で構成されています。「魂は愛そのもの、永遠普遍のもの、病むこともなく、老いることもない、臨終とともに身体から離脱していく知的生命体である」という哲学を信じる人には説明は要りません。愛してしまうとあとは自動的に動き出します。ただ人間は動物と違い魂が身体に優先して創造されていますので生物としての原理と魂の原理が時々葛藤するようです。暫くこの領域を思索していきます。:<恋人は何故、心を開くのか:443-1>:

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ホンワカ気分にさせてくれる相手

2012年02月01日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
お会いしているだけで何となくゆったりとしホンワカ気分にさせる人がいます。会話している内容はとりとめのない事柄なのですが段々とこちらが良い気分、安心したような暖かい気分になつてくるのです。相性もあるのでしょうが私に誠実ですし相手に愛情を感じるのです。愛されている、友情を感じると人は何故かどんどん心を開いていきます。何度目かにお会いしても同じであれば本物でしょう。次にお会いした時、別な人のような印象を持つ場合は、たまたま互いに気分が良かっただけの話ですが、数回同じようなホンワカ気分の人でしたら、これからの人生での大事な人となること間違いなしです。:<心を開ける相手のタイプ:442-5>:

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