生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

子供を褒めた事がない両親の何と多いことか!

2010年11月15日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
一概には言えませんが大人でも自分の人生に希望を持ちたくても持てないと断言する事例を分析すると、意外と子供時代に両親から褒められた思い出は無いという人が沢山います。自分はそうではない、という方がおられたら、その方は何と幸せな人生でしょう。羨ましいかぎりです。今更言っても始まらないので、今後どうしたらいいかを思索していきましょう。自分は駄目だ、自信がない、これでは厳しい人生が生き抜けません。何とか生きたとしても寂しい人生です。希望と自信が身体にみなぎり挫折してもなお諦めないで堂々と生きたいものです。一度しかない人生ですから、自己否定の原型を自己肯定に変化させる手法を学ぶには成功体験の意識化か、体験の解釈を変える手法しかありません。あとは燃えるような願望を意識し、努力しながらシュミレーションを楽しむのが一番有効なようです。子供に出会ったら、その良さを早く見出し育ててあげたいものです。
<最初に出会うもの:354-2>:

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最初に出会うもの

2010年11月14日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
卵の殻を破り最初に出会う親鳥を、しつかりとお母さんと信じて後ろについて歩く雛の姿は何とも可愛いものです。テレビや映画でしばしば触れる話ですが、最初に出会った人間や他の動物を母と信じて歩く雛に哀れを感じます。このように人間も最初に出会う森羅万象は生涯を左右していく可能性がありますので、この習性を意識化しておかないと無意識に不幸になっていく場合が多いのです。最初に出会うもの、最初の体験は非常に大事なので、この問題を思索していきます。:<最初に出会うもの:354-1>:

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神様は人間に耐えられない試練はお与えにならない!

2010年11月13日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
この表題の考え方・哲学は非常に刺激的な思想です。終末治療の患者さんにこの言葉を述べると二つの反応があります。怒り出す人、沈黙の後、元気を出だす人の2種類です。この反応の違いは解釈の違いです。会社が倒産した場合、離婚して捨てられた人の場合、その他全ての場合にも、この考え方に触れた人の結果は全て同じです。<解釈>という課題についてもう一度、考え直して生きていきませんか?<信じる力:353-5>:

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私が私であること

2010年11月12日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
私の敬愛する某校の校長先生、シスターでもある方と、こんな会話をしました。生き甲斐の心理学での勉強会では個性の美を意識化する訓練をしていますが、校長先生は子供たちが社会で明るく逞しく生き抜いていくノウハウとして、どんな教育をされていますか?と。今から思うと随分失礼な質問をしたものだ、と反省しているのですが、その答えとして返ってきたものが<私は私である>と言う事をいつも教育しています、というお答えでした。私は駄目、私は出来ない子、と悩む子供たちに、自分の良さを見つけ出させ勇気と自信を持たせようと何十年も努力されているそうです。良い校長先生でその影響を受ける子供たちは幸せだなあ、としみじみ思いました。個性の美を発見させる校長先生、逞しく社会で生き抜ける女性を育てようと努力している校長先生、子供たちを心底信頼し、神様の恩寵を信頼している姿はとても美しい。:<信じる力:353-4>:

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倫理道徳感が異常な人

2010年11月11日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
その時代、その環境では、それなりの倫理道徳感は必要ですが、成育史の中で育まれた理想の道徳観から人を裁き、否定しだすと、その人は異常になつていきます。その人の現実を見れば、他者を裁けるような人ではないのに、こうありたい、という理想のイメージから自分と人を裁いていきます。周囲の人々は居心地が悪くなり、その人を避けだします。さて理想と現実を混濁する人も沢山いますし、私とあなたの混濁も結構、日常生活では見かけます。<自己肯定、他者肯定>の関係を忘れ<自己肯定、他者否定>の関係性に生きだすと、倫理道徳感は異常に突出してしまいます。自分を信じるとは、他者を信じるとは、どういう事か平素思索してみましょう。自分と周囲を幸せにする<信じる力>は修行しないと手に入りません。:<信じる力:353-3>:

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無意識に幸福感を避ける人

2010年11月10日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
幼児時代に突然、両親が交通事故等で死亡した場合、その幼児が大人に成長した後も、何故か、幸福感を感じだすと無意識に、その現場、生活から逃げ出す事例が案外多いのです。大脳にインプットされた恐怖が、類似した条件に遭遇すると、反応しだすのです。大脳は嘘をつく、という言葉は本当です。ですから、この大脳の仕組みを勉強しておく必要があるのです。幸福感を感じだすと、ある種の人はその人間関係を避けてしまうので中々、お見合いをして素敵な異性と遭遇しても、深い関係を避けてしまうので愛の関係が成立しません。プロセススケールという原理を学ぶとその理由が明確になつてきます。こういう傾向の原因と対策を学問的に樹立すれば解決します。愛を信じる再学習が必要です。<信じる力:353-2>:

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信じる力がある人、ない人の違いは、人生ではどうなるのか?

2010年11月09日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
信仰は恩寵なり、という言葉がありますから、心理学や哲学ばかりで思索するのは片手落ちかもしれませんが、信仰ばかりで思索するのも、また大変な片手落ちとなります。学問を使用しながら自分と人々の幸せの為に努力してみたいと思います。昔、クオ・バディスという映画がありました。古代キリスト教時代、とくにローマ皇帝ネロの時代にキリスト教徒が競技場でライオンの餌食になるのをローマの大衆が喜ぶ場面もある映画でした。ライオンに食べられながれ神様の元へ笑顔を浮かべながら殉教していくキリスト教徒を私は不思議に思いました。厳しい現実を偽善ではなく本気で微笑みながら殉教していく信仰の力を羨ましく感じました。人の愛を信じ安心して生きていく人、人の愛を信じて騙されて苦悩の内に死んでいく人、この信じる力と内容について暫く思索していきます。疑い深い人の幸福感、正しい信頼感のもとの幸福感のテーマです。
:<信じる力:353-1>:

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どうしてこんなにも沢山の知人が亡くなるのだろうか?

2010年11月08日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
知人の医者が言うには今年の猛暑で免疫が低下し、精神的な生きる意欲も減退し、生きる希望力が激減して寿命が縮まったのかなあ、と私と同じような発言をしていました。さて最近数名の知人、しかも50代、60代の知人が死んでいきました。辛いです。残された人々の反応を見ると、辛いので努力して考えないようにしている人、明るい気持ちで知人の天国での幸福な姿を楽しもうと努力している人、魂があるのか、ないのか慌てて思索しようと努力している人、さてこの姿は良いとか悪いとかの問題ではなく、森羅万象をどう解釈しているか、死の問題ばかりでなく、身辺に生起する現象の解釈の問題のようです。身辺の現象を解釈する、その内容いかんで、人は元気になったり落ち込んだりしていますが、人生に希望を持ち、その生き抜く糧にしている人は、その知人の死を無駄にしないようです。:<希望力:352-5>:

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人は何故、諦めるのだろう?

2010年11月07日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
昔、モスクワで飛行機事故に遭遇し胴体着陸をした経験がありますが、その着陸寸前は自分の死を覚悟し、生きられるとは思いませんでしたが、飛行機が止まり、自分が生きている事が分かると急に慌てだした思い出があります。断念と希望の強烈な体験です。しかしこのような異常体験ではなく日常のリズムの中でも人生に諦めて生きている知人を見ると哀しくなります。諦める理由がないからです。何故、諦めて生きているのでしょう。非難出来ない理由をその成育史から見つけ出す事が出来ます。本人は全て挫折、失敗の連続、成功しない自分が当たり前、能力なし、というセルフイメージを所持しています。このセルフイメージをもう一度見直してみる機会がないようです。生き甲斐の心理学を学んでいる友達がそばにいればセルフイメージの修正方法が分かるのに。知は力なり、という人類の先輩の言葉を大事にしましょう。:<希望力:352-4>:

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希望力をつける方法

2010年11月06日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
自分の性格が暗くて何処が悪い、と居直る人もいますが、出来れば本人も内心は、何とか明るく元気に生きて生きたいと願っているものです。暗い気分は免疫力を低下させ、自律神経を傷め、ホルモン等の分泌を低下させ身体症状が出てきます。それに比べ心から笑うと免疫が高まり、心がなごみ、薬いらずの生活が可能となります。周囲も明るい人を大事にしてくれますので、益々生活が楽しくなります。希望を持ちたくても何の為に生きていくのか、生き甲斐とは何か、自分は自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、と自問自答していくと、答えが必ず見えてきます。それでも答えが出しにくい場合は、自分の生き甲斐とは何かを探す為に生きていこう、と、とりあえず結論を出したおいたほうが良さそうです。生き甲斐をあれこれ探す場合でも自分の過去の成育史を否定する考え方があると、答えは封印されてしまいます。解釈を変えると世界が変わります。この人生に希望を持たせる解釈は本人にしか出来ませんので、悔いのない自分の人生のシュミレーションを楽しく描いてみると、何となく希望の形が見えてくるものです。<希望力:352-3>:

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自分の体に湧きだしている希望力に何故、気付かないのだろう?

2010年11月05日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
人間の140億の脳細胞、60兆の細胞に内在しているDNA、自分の身体を形成する細胞は実に見事な働きをしている現実を沢山の書物から知る事が出来ます。何故、それらの細胞からのシグナルを私たちは気付かないのか、その理由を学者が心の防衛機制に遠因を求めています。つまりストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)が極度に内在していると、心の感情が伸びやかに自由に動かなくなり濁った川の流れのように停滞しだすと気付きが鈍感になつてきます。森の散歩、宇宙を眺める静かなひと時、愛している人とのなごみの時間、緊張から解放されて、のんびりと心を自由に解放させ、安心した時間が無いと人間の気づき、喜びは激減していきます。厳しい現実をどう生き抜くか、元気にする方法、知恵の数々は自然に自分の心と身体に内在されていると学者は言いますし、私も体験しています。平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つは幸福曲線と言われていますが、この状態になると、人間には色々の気づきが出てきます。リラクゼーションが気付きの前提ですので、いきいきした希望力を身につける為に自分流のリラクゼーションを五感と体感に感じ取れる方法を努力して探していきましょう。:<希望力:352-2>:

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希望力の形成

2010年11月04日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
エリクソンという学者は人間の希望力は0歳から2歳の間に原型が形成されると断言しました。その理由は赤ちゃんにとり、お腹がすいた時、タイムリーにお乳をお母さんが飲ませてくれたり、おむつを交換してくれれば、お母さんを信頼するし、そうしてくれなければ、何となく不信感が形成されてくるらしい、という臨床からエリクソンは理論を形成していきます。私の長年の治療でそう思いますし自分の成育史を分析していくとなるほど、と感心してしまいます。大人になり沢山の人々を観察すると、どうしてこんなにも人生に対して希望を持たず、ひたすらあきらめて生きているのだろう、と不思議に思います。希望こそ厳しい現実・人生を明るく楽しくしてくれる生命力ですが、どうしたらこの希望をどんどん燃え立たせ明るく元気に生き抜いていけるか検証していきます。:<希望力:352-1>:

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神様を信頼する意味

2010年11月03日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
信頼感といいましても宝くじに当たりますようにとお祈りしたのに、当たらないといつて近所の神社を馬鹿にしている人の話を聞きました。神様を信頼する内容について、他人はとやかく言えない領域ですが、ここでは人間の死後の話を考えてみましょう。高齢者施設に訪問して必ず聞かれるのが<俺が死んだら、どうなる?>と言う質問です。質問している人の成育史を聞かないと答えるのは危険です。すでに答えを持っている人が多いからです。祖先伝来の言い伝えを子供心に記憶していて、その内容を確認しない限り、答えないほうが良いようです。あまりにも恐ろし迷信や地獄への恐怖の時にかぎり比較宗教学上のあの世論を楽しく語り出すと目を輝かせて色々の説に耳を傾けだします。優しい愛の神様が一番歓迎されます。:<胎児時代:351-5>:

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急に居なくなった両親

2010年11月02日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
愛情豊かに赤ちゃんを育てていた両親が交通事故で急死した場合に、残された赤ちゃんは、辛い話ですが人格に大きな影響を与えます。幸せだった時間が急にいつもと違う不幸な時間に激変すると赤ちゃんは理由は把握できませんが、大人に成長しても、その後遺症は残ります。何となく幸せな時間を無意識に避ける人間になりやすい、と言われています。幸福であればあるほど、意味不明の環境の激変を恐れる人間になりやすい、と言う学説です。一概には言えませんが人間関係、しかも良い雰囲気を何となく恐れるタイプの変な人間になる可能性はあるようです。しかしこれもその心理療法上の理論を学習すると、案外簡単に修正聞きます。<胎児時代:351-4>:

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病的な不信感と健全な不信感

2010年11月01日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
どこからどこまでが異常で健全か、という問題は心理療法の世界では非常に難しい領域です。プロセススケールという有名なメンタルスケールの基準が世界各地で使用されていますが、その基準は7つの視点で健康度をチェックしていきます。今回はその内の一番重要な感情の視点からの点検方法を解説していきます。人間の感情は赤ちゃんから高齢者まで、教養があつても無くても、その湧いてくる感情には全て意味がある、という学説です。自然に湧いてくる感情には意味がある、という説があることを知るだけで、ストレスが解消していきます。湧きだす感情に驚いて善意の人々は悩みます、この自分に限りこんなにも恐ろしい憎悪と復讐心が湧くとは、とノイローゼになる若い青年男女が非常に多いのです。倫理道徳も大事ですが、それ以上に大事なのは湧きだす感情の意味を冷静に考え自己否定しない事です。自分を信じ湧きだす感情の意味を健康に解釈して生きていきましょう。:<胎児時代:351-3>:

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