少年少女時代の美しい思い出は普通、その人を豊かな人生にしますが、心理療法をして出会う事例の中には、その思い出ゆえに、その人を不幸にしているケースもあるようです。多少、自己愛パースナリテイ障害がからんでいますが、無意識の中で、少年少女時代のあの素晴らしい幸福感だけを求めてしまうと、その幸福感はなかなか得られません。子供時代は大切にされ甘やかされています。大人になり、そんな甘えの構造は通用しません。三つ子の魂、百までも、という格言のように、人は無意識に生活しているので、もし現在、何らかの欲求不満がある場合、子供時代を回想し、この少年少女時代の幸福感と現在の求めている幸福感を比較考察すると案外、大人になりきっていない自分を発見出来ます。思い出は大切ですが過去の愛の原型、美しい思い出の原型、憎しみの原型、怒りの原型、その原型を意識化する事で、現在の不満を簡単に解消出来ます。<少年少女時代:356-5>:
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