心理療法上<無防備か>、<自然体か>を識別する作業は重要なのですが、ピントこない人も多いと思います。<無防備>と言う言葉は裏をかえせば<人を疑う傾向のある人>に重要な言葉、<気取る、嘘をつく、見栄をはる傾向のある人>には、自然体は重要な概念となります。無防備は危険な事だ、と教育されていますし、プライド、信念を持つ事は大事な事、とも教育されがちです。<明るく、のびのびと、何物にも囚われずに、生き抜きたい、と思う人>にとって、初めて、この無防備と自然体を意識し知覚してもらう必要が生まれてきます。日々のどの場面に、無防備が必要か、どの場面で自然体を意識すべきか、この事を考えるだけで、人は上手な傾聴がいかに無駄をさせないか、に気づいていきます。:<無防備と心の傷:143-5>:
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