生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

愛読書に感謝

2005年12月17日 | Weblog
身近に沢山の愛読書がある事に改めて感謝し、感動しました。知人が悩んで私の書斎を訪問してくれましたが難しい内容でした。私は知恵の無い自分を恥ずかしく思いながら、ふと何気無く書斎を振り返ると、そこにはあるある、実に沢山の知恵の書がありました。良書に改めて感謝しました。愛読書は親友でもあり恩師だとも思いました。

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魂の生き甲斐を見つける方法

2005年12月17日 | 第2章:心理療法の基本
高齢者福祉施設での相談の多くは、自分が死んだ後、どうなるのでしょうか、との悩みが多いのです。この質問に宗教心理学は、どう答えるでしょうか?日本人の大半は幼少の頃から、あまり魂を学問として考察する習慣を持ちません。魂、と言うと何か迷信的な、非科学的な匂いを感じて、あまり真剣に考えない人が多いのが実状です。しかし、魂の存在を信じる、信じないに、かかわらず、人は死んでいきます。宗教心理学の基本は<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>を学問として研究していますが、面白い現象は信じて見えてくるものが<平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感>のような明るい感情の領域が見えてくると、人は永遠の世界、神仏の世界が存在していることを何となく、五感や体感で感じ感じ始めます。高齢者施設で、ほぼ100パーセントの人々が自分の死後、魂がもし、あるならば、今からどうしたらいいか、と真剣に質問してくる現実を見ると、若い頃から学問としての魂論を生き甲斐探索の一つとして研究する必要と価値があるようです。
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生き甲斐探索のコツ

2005年12月16日 | 第2章:心理療法の基本
定年退職をした友人達が言うことには<今まで家族の為に生きてきたせいか、自分の生き甲斐を探索するのだが、何がこれからの自分の生き甲斐なのか、難しい>と嘆いています。世界中を飛び回り、ビジネスに生きてきた親友ですが、今、どうして生きて良いか分からずに微熱も出たりして苦しんでいます。さあ、こんな場合の生き甲斐探索のコツをお話いたします。先ず、探索を楽しむ余裕を持つこと、身体の生き甲斐、心の生き甲斐、魂の生き甲斐、この4つです。この4つに分類しないで考えると中々、結論が出ません。次回からこのコツを簡単に説明していきますね。さて全体の勉強の流れの中で、今勉強しているのは<生き甲斐の心理学>の初期の初期の段階です。入門編のさらに入門編です。ロジャースの6つの条件に突入する前に考えておかねばならない諸概念についてわかりやすく導入していますので、皆様は気楽に読むだけにしておいて下さいね。
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個性の美か病理か変人か

2005年12月15日 | 第2章:心理療法の基本
私は自称イギリス紳士だと、信じていても古代宗教を専門とする哲学者の親友は私の事を変人だ、と笑います。どちらが変人か皆様が一度比較するチャンスがあると楽しいですね。生き甲斐支援の仕事を40年もしていますと、自己概念(セルフイメージ)と他者概念(人が思う私へのイメージ)がこうも違うものかと驚きます。さて現代医学の診断基準も世界的に見れば大きな問題が山積しています。1960年代の話で恐縮ですがスイスのワークショップで世界の名医40人が同じ患者の病名をカルテに書いてもらいました時、病名が40種類つけられ若い学徒の私たちは驚きました。病気でもないのに病名をつける必要がある医療保険・機関にも問題がありますが、経営上、やむを得ない点もあります。個性の美なのに世間は病人扱いしたり奇人変人扱いする習慣があります。賢明な人程、人の美しさ、個性の美を見つける能力がありますが、一般の人は人間の美、良さを見つける前に何故か、変人、病人扱いにしてしまう恐ろしい習性があるようです。周囲が決めつけると殆どの人はそうかなあ、と嫌々信じこませられてしまいます。自分で自分の生き甲斐を探す場合、世間が何と言おうと自分の個性の美と病理と奇人変人の区別を識別して下さいね。90パーセントは変人なのではなく個性の美なのです。64億の人類はそれぞれ個性の美を所持しています。もう一度、変な人とか、君はそういうが、それは違うと言われていても、もしあなたが本当に興味があり、そうしたい道なら、世間が何と言おうと、その道はあなたの独特な個性の美からの思想、欲求、道なのではないか、と、自信をもって考え直してみて下さいね。
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心のつながり

2005年12月14日 | 第2章:心理療法の基本
今回、ここで学びたい事は、生き甲斐の心理学をスタートする心構えの一つである<心のつながり>を意識する必要性についてお話します。自分の生き甲斐を探す場合でも、愛する人の生き甲斐支援でも、いずれの場合でも、心のつながり、を意識した人でないと、成功しません。自問自答する場合でも、愛する人が悲しがっていて、何とかしたい、と願っても心のつながりの意識の無い人の場合は、うまくいきません。平素、心のつながり、とは何か、いつも思索していてください。私と私(自問自答:嫌な自分が心の奥底にヒョイと現れても否定することなく、自己嫌悪に陥ることなく、無条件の肯定的配慮、自己肯定的な気持ち、あるがままに受容する努力)、わたしとあなた、でも自問自答と同じこと。相手を受け入れる訓練の前に自問自答を自己肯定的にする訓練を心がけてください。自問自答を自己肯定的に出来るようになれば、他者肯定はスムーズにいくものです。心のつながり、という言葉を先ず覚えて下さい。他者否定に生きてきた人は中々悔いのない人生、自己実現への道は掴みにくいものです。生きている限り、時間がありますので、今から、自己肯定、他者肯定を意識しつつ、心のつながり、を楽しみながら思索しましょうね。
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朝の気分はいかがですか

2005年12月13日 | 第2章:心理療法の基本
深層心理は実に不思議で楽しい世界です。深層の奥の奥には、実に神聖な、楽しい世界が潜在しています。<人の身体は神の神殿>という聖パウロという方の名言がありますが、冷静に深層心理を学習しだすと、その事が良く分かります。さて、簡単な自己分析の方法があります。何の為の分析かといいますと、自分の人生が良い方向に流れているのか、悪い方向に流れているのかを識別する為の分析です。その方法とは、一つ目は<朝、目が覚めた時の五感、体感を意識する事>。二つ目は<一日、人には色々の出来事があります。その一日の喜怒哀楽を意識する事。朝から夜寝るまでの一日の色々の種類の感情の姿を専門用語で<感情の曼荼羅図>と言います。この一日の曼荼羅図は心理療法を進める上での重要な指標となります。<悔いのない人生>とは<自己実現の道を歩んでいる人生>の事ですが、果たして自分は今、どんな方向に向かって歩んでいるかを検証する重要な指標がこの<一日の曼荼羅図>なのです。無理してでも、一度、どんな感情の曼荼羅図に自分が今日生きたか、をノートに書いてみて下さい。毎日は無理なので、適当に書いておいて下さいね。そのノートの記録が蓄積してくると、自分の感情の曼荼羅図の傾向が判明してきます。そうすると自己実現への道がどの方向を向けば悔いがないかが、見えてきます。今日は感情の曼荼羅図からの自己分析を話しました。
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幸福な思い出

2005年12月12日 | 第2章:心理療法の基本
これからの生き甲斐追求作業で重要な概念が今回の思索対象の概念<幸福の思い出>です。赤ちゃん時代から20才前後までの生育史での<幸福な思い出>は私たちの人格形成に重要な役割を果たしています。また、人間の心の世界には明らかに意識、無意識の世界が存在していますので、現在の私たちの思索を左右する要素は意識だけでなく、無意識の世界からの投影が沢山ある事を知りましょう。赤ちゃんから20才前後の幸福の思い出は、これからの私たちの生き甲斐追求作業に大きな影響を与えている事を先ず知りましょう。そこでお願いですが、赤ちゃんから20才前後の一番幸福な場面を一つか二つ、想い出しておいて下さい。その場面を心理学の専門用語では<幸福の原型>と呼び、これからの生き甲斐発見の重要な資料となります。この幸福の原型を再確認する事で、生き甲斐探索の作業が大変楽になります。皆様、是非、のんびりと、リラクゼーションしながら作業して下さいね。いらいらする場合はこの勉強はさっさと止めましょうね。
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生き甲斐探求の条件

2005年12月12日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐探求の条件:40年も心理療法の仕事をする内に、ふと、今までの経験を活かして、生き甲斐を必死で求めておられる人々と共に考えて、生きていきたいなあ、と思うようになりました。生き甲斐探求の条件は<答えは必ず求める人の深層心理の中に存在する>という確信です。答えを自分以外に求めると失望しかありません。現実は厳しいので普通の人間は、とかく自信喪失の状況に追いやられていきます。人という文字が二本で支え合っているように優しい愛情で支え合って生きていかない限り、その答えを見つけ出す作業が困難になってきます。日常生活では一人で答えを出して生きていきますが、人生の分かれ道、自己実現への道(悔いのない人生とは何か、その道筋を悟る事)は一人では、中々悟れないものです。深層心理学を応用をしながらこの講座を進めていこうと思います。どうか、宜しくお願いいたします。
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あなたが「幸福だなあ」と思う時を思い起こしてください

2005年12月11日 | 第2章:心理療法の基本
さあ、いよいよ勉強開始です。当分、心理療法の必要にして十分な6つの条件をカール・ロジャースと云う方の理論を応用しながら勉強してみましょうね。この6つの条件というのは、どんな心の病気でも、この6つの条件を大切にした方が、治りが良いよ、という意味です。この6つの条件を学ぶ前に、今までの人生で、一番幸福だなあ、と思った場面(心理学用語で幸福の原型と言います)は、心理学の勉強で一番重要な物の一つです。悪の原型、悲しみの原型、愛の原型、不安の原型、など感情の曼荼羅と呼ばれる大切な原型論ですが、これから、ゆっくり、ゆっくり、楽しみながら、一緒に楽しく進めていきましょう。まずはあなたの幸福の原型を想い出しておいて下さいね。これが自己実現への道を模索する最初の問いかけにします。悔いのない人生を生きる為の最初の投げかけを誠実に考えておいて下さい。ではまたお会いしましょうね。
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まずは美しい自問自答をはじめましょうね

2005年12月11日 | 第2章:心理療法の基本
さあ、朝、目が覚めて、どんな自問自答をするかで、その日が決まります。暗い自問自答をすれば、その日は暗くなりますし、明るい自問自答をすれば、その日は明るく爽やかな日となります。人生はその繰り返しなので、運命を呪うことなく、朝の寝床の中での自問自答のあり方に注目してみませんか?私のラジオの放送<心のともしび>を楽しんで下さいね。URL:http://www.tomoshibi.or.jpです。このホームページからラジオもテレビも、いづれも、この明るい自問自答の仕方を教えてくれます。今日も悔いのない人生を一緒におくりましょうね。生き甲斐とは何でしょうか、という自問自答を楽しく爽やかに日々繰り返す事で、自分流の悔いのない人生哲学が確立されてきます。人は考えた通りの人生になります。考えない内容の人生には絶対になりません。美しい事を考えれば美しい人になり、汚いことを考えれば汚い人になるものです。何が美しく、何が汚いか、それをこの講座で一緒に考えならら生きていきましょうね。では又会いましょう。
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自己実現への道を見つける方法

2005年12月10日 | 第2章:心理療法の基本
心理療法は64億の人間がいれば、その方法は、その方の生育史を尊重しつつ、詳細に他者分析をしながら、深い思索と尊敬を感じつつ心理療法を進めていく必要があります。他者分析を上手に展開する為には、先ず自分の生育史を自己肯定的に受け入れる訓練から開始する必要があります。最低3年の勉強は必要でしょう。中々厳しい修行の道です。それほど、人の心は微妙で神秘的ですが、私は40年の勉強を通じて益々<人の身体は神の神殿>という聖パウロの言葉に納得する年齢になりました。どんな環境に生まれ落ちても人の身体は正に神の神殿だなあ、と思う瞬間があります。どんなに厳しい現実に遭遇しても心を或る自然の法則に従いセルフコントロールしていくと、その答えは医学側にあるのではなくて、患者さんの身体の中に存在している事が分かります。心理学も医学も、解決の答えは医者やセラピスト側にあるのではなくて、クライエントの身体の中にこそ、確実に存在している事を経験で納得しています。悔いのない人生の有り様は中々把握出来ませんが、謙遜に誠実に祈りの中で答えを祈り求めますと必ずその悟りの方法に気づきます。自己実現の方法は現代の学問を尊重しつつ、どう見つけていくかを私のホームページ
 http://www5a.biglobe.ne.jp/~tuemura/
にアクセスしつつ、一緒に考えさせて下さい。今後とも貴重な意見をお願いいたします。
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生き甲斐の心理学

2005年12月10日 | 私の著作
(1)書名:<人の身体は神の神殿>(DESIDERIUM:見神欲:宗教心に近い概念の事)について書いたものです。
(2)書名:<生き甲斐の心理学>(以前出版した<CULL カリタス カウンセリングの理論>を改正したも)。生き甲斐支援のワークショップの世話人の為に書いたものです。多少の深層心理学の知識があれば十分使いこなせる教材です。
(3)このブログ<生き甲斐の心理学>の毎日の記事はワンポイント・レッスンとして書かれていますがカテゴリーの第1章から第11章を2005年12月10日から8年の歳月をかけて分かりやすく書いていく計画です。
(4)著作を出版する迄の背景について:
1960年代初頭、大変私を可愛がってくださった先輩が定年退職の数ヶ月後、何故か自殺してしまいました。その衝撃は深く大きく、以来、日本人の生き甲斐を専門知識を駆使して日本人独特の生き甲斐のあり方を研究開始して参りました。全国の各種企業、霞ヶ関、永田町、大学病院等での心理療法は厳しものでしたが、私の能力の限界もあり、心理療法家としてよりも、今まで研究した宗教上の自己概念による発病の事例研究を活かして教育事業を天命と心得るようになりました。ラジオの心のともしびを通して私の考え方を電波に乗せると大勢の方々の反応を身近に感じ、その真摯な生き方に感動したり、涙を流したりしつつ、人生の美しさ、哀しさをしみじみ感じます。私の考え方の詳細は私の主宰しているカウンセリング通信講座 http://useful.npocull.org/ (ユースフルライフ研究所:このブログのブックマークから入れます)を是非お読み下さい。生き甲斐とは何かがしみじみと御理解いただけると信じます。一度しかない人生を明るく楽しく、かつ、意味ある人生を真摯に生き抜きたいのも。この研究所の研究生がNPO法人を立ち上げ、身近な人々への生き甲斐支援活動を展開しています。
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