生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

怒りの感情

2005年12月27日 | 第2章:心理療法の基本
美しい自問自答は人を幸せにしていきますが、怒りの感情の処理に失敗すると、人をどんどん不幸にしていきます。怒りの感情での自問自答は政治家、最高の国家権力者なら、歴史を変えていく要素があります。今日はその怒りの感情について考えてみましょう。他者(あいて)に向ける感情処理はここでは考えません。自分に向けた怒りの感情処理を上手にする方法を考えてみましょう。<あ、また、怒ってしまつた。ああ、嫌だ、嫌だ>という自分の感情処理の対策です。怒りの感情が無くなると、そこに必然的に発生する感情が<友好的感情>である現象を案外、人々は知りません。<怒り>と<友好的感情>は深層心理学では兄弟なのです。怒りっぽい人は人に嫌われますが、不思議な事にそんな人程、深い情を持っている人が多いにです。愛に殉ずる聖人には非常に怒りっぽい人(例えば私の霊名の聖人パウロ)が多いのです。自己嫌悪が一番怖いのですが、この自己嫌悪に陥る前に、もし、怒りの感情が激しく湧き上がってきたら、逆に、この激しい感情の裏側には、人に愛される友好的な感情、人への深い感情へと激変するキツカケなんだ、と思ってみてください。怒りの感情はほぼその人を不利な立場に追い込んでいきます。怒りが激しい程、その裏には、激しい愛が潜在している事を冷静に回想してみて下さい。上手なセルフコントロールが出来るようになります。明日、もう少し詳しく解説していきます。ではまたお会いしましょう。
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