生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

個性の美か病理か変人か

2005年12月15日 | 第2章:心理療法の基本
私は自称イギリス紳士だと、信じていても古代宗教を専門とする哲学者の親友は私の事を変人だ、と笑います。どちらが変人か皆様が一度比較するチャンスがあると楽しいですね。生き甲斐支援の仕事を40年もしていますと、自己概念(セルフイメージ)と他者概念(人が思う私へのイメージ)がこうも違うものかと驚きます。さて現代医学の診断基準も世界的に見れば大きな問題が山積しています。1960年代の話で恐縮ですがスイスのワークショップで世界の名医40人が同じ患者の病名をカルテに書いてもらいました時、病名が40種類つけられ若い学徒の私たちは驚きました。病気でもないのに病名をつける必要がある医療保険・機関にも問題がありますが、経営上、やむを得ない点もあります。個性の美なのに世間は病人扱いしたり奇人変人扱いする習慣があります。賢明な人程、人の美しさ、個性の美を見つける能力がありますが、一般の人は人間の美、良さを見つける前に何故か、変人、病人扱いにしてしまう恐ろしい習性があるようです。周囲が決めつけると殆どの人はそうかなあ、と嫌々信じこませられてしまいます。自分で自分の生き甲斐を探す場合、世間が何と言おうと自分の個性の美と病理と奇人変人の区別を識別して下さいね。90パーセントは変人なのではなく個性の美なのです。64億の人類はそれぞれ個性の美を所持しています。もう一度、変な人とか、君はそういうが、それは違うと言われていても、もしあなたが本当に興味があり、そうしたい道なら、世間が何と言おうと、その道はあなたの独特な個性の美からの思想、欲求、道なのではないか、と、自信をもって考え直してみて下さいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする