生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

爽やかな五感と体感は人生の宝

2005年12月30日 | 第2章:心理療法の基本
身体症状(食欲が無い、やる気がない等)を五感・体感として感じる日々は、何となく暗い気分です。これはこれで重要な生き甲斐探索のシグナルです。しかし極端な例ですが、末期癌の患者さんの中に、無理をして明るいのではなく、自然体ではあっても、実に爽やかな明るい患者さんが居るのも事実です。人の心は本来、自由な領域で、誰にも侵入されない世界です。遺伝、持病、急な病気、急な辛い事件から、とかく暗い気分になっても、それに支配されるのも馬鹿馬鹿しい場合もあります。心は自由な世界ですから、同じ人生の時を送り同じ努力をする必要があるのならば、せめて心の中でのイメージは爽やかな五感と体感で支配させましょう。森の中を散歩し可愛い小鳥や野の花を見たりする時の体感・五感、大好きな人と楽しい愛の会話をする時の五感と体感を想い出しましょう。5分でも10分でも、爽やかな五感と体感を回想する時間を持ちましょう。その爽やかな五感は人を健康にしていきます。イメージと言うものは身体を健康にするホルモンをどんどん分泌させていきます。暗い、暗い気分とかイメージがありますと、身体を害するホルモンがどんどん分泌されてきます。イメージはホルモンを操作します。そこが大脳の良い点でもあり、恐ろしい点でもあります。大脳は真実に支配されるばかりでなく、独断と偏見の知識にも支配されますし、私たちが勝手に空想するイメージからもホルモンは支配されていきます。ですから、せめて心の中だけは、いつも明るく、爽やかにさせていきましょうね。爽やかな五感と体感は人生の宝です。ではまた明日お会いしましょう。いよいよ明日は大晦日、感慨深いです。
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