生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自己愛の光と陰

2006年03月28日 | 第2章:心理療法の基本
心理療法を学ぶ学徒にとって<自己愛>は生涯の大テーマです。<愛は全て>と言う言葉がありますがこの自己愛のあり方でその人の人生そのものが光となるか、陰となるか、決まっていきます。自己愛の勉強方法は色々ありますが、芸術作品、特に名曲や名画を鑑賞する時、鑑賞する側が<自己愛の視点>から<作者の心>を観察するのが一番楽しい良い勉強方法になります。鑑賞する側の自己愛が健全ですと、実に爽やかな明るい希望に満ちた雰囲気になれる解釈が出来ます。少々人生に疲れて<自己愛に異変が起きている>と同じ名曲や名画でも、暗く、じめじめした、希望の無い雰囲気になります。自己愛の何が健全で何が病的かは勉強しないと分かりません。心理療法の勉強のなかでも一番難しい領域が自己愛の勉強。自己愛で深く傷ついていると、はたから見ると、自分勝手で憶測しがちな人、気取った気分屋さん、臆病で心配がり屋、感謝を知らない人に見えてきます。お互いに傷を深く負はぬよう生きていきたいもの。:<負傷者論:75-4>:

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