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欧米の大学には宗教心理学という面白い学科があります。フロイドやユングを中心に<信じて見えてくるもの、信じた為に見えなくなるもの>を学びます。人間愛が中心ですが、どうして愛を伝え、感じ合うかが、大きなテーマの一つです。何の為に自然体になるのか、それは愛を見つけ、感じ、伝える為です。<自然体>を身につける訓練は難しく、生涯の課題です。男女の愛ばかりでなく、神仏の愛を日常生活で深く感じ、信頼出来る方法を、この自然体から学ぼうとするのです。人とは何か、を思索する時、魂、心、身体の3つから成立している、と信じている心理療法家と、魂なんて無い、と思う心理療法家の場合、治療の仕方が歴然と違ってきます。魂を信じている人には深い人への尊敬と愛があります。魂は愛そのもの、病むこともなく、老いることもなく、永遠に生き続けるとも言われています。その魂の愛が愛する人にも自分にも存在していると信じ合った人の愛は深い大きな愛に変身していきます。飽きることがなく、そこに見えて来る愛は永遠につながるエネルギーを感じさせます。尽きることのない愛の泉がこんこんと湧いてきます。自然体は魂の愛を見せてくれます。:<自然体論:94-5>:
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