生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人生、引き際が勝負!

2006年01月18日 | 第2章:心理療法の基本
人類の歴史を読むと爽やかに、颯爽と登場した人物が晩年、権力に見苦しく固執>し滅び去る姿を多々見ます。日常生活でも同じです。生き甲斐探索の旅でも、何かの考え方に固執し<現実>を素直に受け入れられない<考え方>に固執しながら滅び去って行く人を沢山見かけます。心の奥深い領域には爽やかに、明るく元気に人生を乗り切る知恵がいつも存在しています。どんな厳しい現実をも、乗り越えて行く知恵は必ず潜在していますが、その知恵、答えは、これらの<固執・執着感>が存在していると、なかなか意識の上に泉のように湧き出せません。つまり気づかないのです。<理想>と<現実>の<ギャップ>を心理療法では<悩み>と定義しています。<深い悩み>が存在していると<泉>はほぼ間違いなく湧いてきません。心の奥深い知恵を湧き出させる方法はこの<理想>を<一時的に諦める>引き際が勝負。<あるがままの現実>を<一時的に認める>引き際が勝負。沢山の患者さんはこの引き際を考えず<中途半端>、<二兎を追う者は一兎も得ず>の精神状態で、不安から、怒りの状態、更には身体症状へと歩んでいきます。病んでしまいますと治療はなかなか難しい。人生引き際が勝負。明日からはまた別のテーマが始まります。:<61-5>:
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