風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

東京都交響楽団 第977回定期演奏会Cシリーズ @東京芸術劇場(6月25日)

2023-06-26 20:58:45 | クラシック音楽



指揮:マルク・ミンコフスキ
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB105(ノヴァーク版)


今日の席は、2重の意味でのハズレでありました。。。
はい、音響と隣人であります。
1列目の第一ヴァイオリンの目の前で、合奏時でも一人一人の音が聴き分けられてしまう
そして後ろの席の方がずっとビニール袋を触っている・・・ご友人が注意したらキレておられた・・・

そんな環境だったので客観的な評価はできないけれど、今日の演奏、素晴らしかった
4楽章などちょっとせわしなく感じられるところはあったものの(友人曰く「第4楽章がまるで45回転だったと笑)、生き生きとして鮮やかな、とても素敵な演奏でした。
いわゆる重厚なドイツ系の重厚な演奏ではなく、いい意味でフランス人の指揮者さんらしいブルックナーだなと感じました。でも、うねりがないわけでもなく。新鮮。
※これはフランス人だからというより、ミンコフスキさんがピリオド系の指揮者さんだからという理由かも

四楽章のフィナーレ、めちゃくちゃ綺麗な色が舞台上に見えました。
ブルックナーはいつもあの教会オルガンのような色合い(本当に目に見える)に心が浄化されます。
あの色が見られただけで、今日来てよかったです。
二楽章の音が音を繋いでいくところも、生で聴くと本当に美しい。
やはりブルックナーは生で聴きたい作曲家ナンバーワンだなあ、と改めて感じました。

心が弱っているときのブルックナー、今回も効果絶大でありました。

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