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時悠人chosan流処世術

★永田城に飽き風が吹く

2018-03-15 09:26:05 | 日記・エッセイ・コラム
 霞が関に守られた永田城は難攻不落だが、内部から謀反が起きた時には、もろさを露呈する。

 2014年、内閣府に人事局を設置したことで、官僚人事は、官邸主導になり、「安倍一強」体制が揺るぎないものになった。官僚は、省益と保身に走り、省庁の不祥事が続出した。

 加計問題では文科省、スーダンの日報改ざん問題では防衛省、労働裁量制では厚労省という具合で、すべて政府に都合よいシナリオが用意された。

 森友問題では、麻生財務相が、適材適所と繰り返した官僚に、全責任を負わせようとする理不尽さ。三の丸で防御できずに、二の丸まで攻め込まれると、本丸陥落は時間の問題になると、必死に防御の構図だ。

 周到に、総裁の任期延長まで準備したが、秋の陣で「飽き風」が吹く気配が濃厚になって来た。

 民間企業なら、社長は、幹部の不祥事で引責辞任が常識。行政が立法府に1年間以上、嘘をついてきたことが明白になった今、議会制民主主義が崩壊の危機に瀕している。