プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★亀田興毅へのエール

2006-08-03 09:43:21 | 日記・エッセイ・コラム

 今日のスポーツ紙のトップは、昨日のボクシングWBA世界ライトフライ級王座決定戦のニュース。亀田興毅が、同級1位ファン・ランダエタに2-1の微妙な判定勝ちで、王座を獲得した。記事内容は、判定に対する批判が圧倒的で、一般紙でも大事のように扱っていた。

 試合を中継したTBSへ八百長ではないかとの抗議電話が殺到したとか。真偽は置くとして、会場へ詰め掛けたファンが今までにない亀田のファイト振りをどう感じたかが全てだ。ファンあっての選手だし、興行だという原点を見失いたくないものだ。周囲が虚像を創りあげて、利用しようとしている思惑が見え隠れするのは不愉快だ。

 亀田は、まだ、19歳の若者だ。この苦い経験をこれからの試合にどういかして行くかが最大のポイント。日頃、傍若無人と思えるような刺激的な言動が何かと話題を呼んでいるが、世界チャンピオンに相応しい態度を身に付けて貰いたい。くしくも、同じ日の夜、かつてのフライ級世界チャンピオン白井義男の映像を観ただけに、時代の流れと落差を感じた。


★熟年離婚の原因

2006-08-02 08:46:01 | 日記・エッセイ・コラム

 ここ数年、無沙汰続きの友人から意外な反応が寄せられた。昨日の小ブログを読んでメールを送って来たのにも驚いたが、内容にはさらに驚かされた。

 彼の奥さんの行動が私の指摘と符号しているとのこと。以前は家にとじこもっていたのに、去年の秋頃から友達とボランティア・グループに入り,海外旅行に連れ立って行くなど妙に活動的になったとか。子育てから開放されて今まで出来なかったことを始めたのだと考えていたのだが、最近、食事の手抜きが目立ち始め、態度が横柄になって来たという。

 よその夫婦のことなど私が関知するところではないが、ブログに書いた手前、知らぬふりも出来ず、不幸な事態を招かないための鉄則を補足しておきたい。        

                                      

 問題の本質は、自分が先に死ぬと思い込んでいる男性が多すぎることだ。平均寿命は、確かに女性の方が数歳長寿だが、あくまでも統計数値。妻が先に逝き、自分が一人残される場合を思い描いて見たらいい。そうすれば、外で仕事をして稼いで来たのだから、隠居して楽をしたいとは思わなくなるに違いない。          

 現役時代から家事の手伝いをし、夫婦共同体をスムーズに維持するように心掛けておけば、リタイア後も心安らかに暮らせるというものである。これは、自分自身の反省でもあるが、夫の方に妻以上の意識転換が必要だと思う。人格を尊重する社会の最少構成単位としての夫婦関係を維持できないなら、会社生活も同様に失格だと自戒することが肝要だろう。


★2007年問題:熟年離婚

2006-08-01 08:34:09 | 日記・エッセイ・コラム

 少子高齢化と同様に避けられない社会的現象に”熟年離婚”がある。”団塊の世代”と呼ばれ、数々の受難時代を乗り切って来た男性諸氏には、退職したら楽をしたいと思っていても、新たな難問が待ち構えている。

 それは、「年金分割法」なる法律。2007年4月以降の離婚が対象だが、専業主婦であっても離婚したら厚生年金の最大2分の1まで受給できることになる。主婦には極めて有利な法律だ。”うちの女房に限ってそんなことは考えている筈がない”と、タカをくくっていると大変なことになりかねない現象が起きている。

 その第一が、他世代では離婚件数が増加しているのに対し、同居25~30年の夫婦の離婚件数が3年連続で減少してきていること。第二が、シルバー層を対象とした「お見合い斡旋ビジネス」が急増していること。もう一つ加えると、フィットネスクラブやカルチャーセンターへの中高年女性会員が激増していることだ。

 個々に見れば、人生を謳歌する上で歓迎すべきことなのだが、これらを偶然とみるかどうか、考えてみる価値はあろう。戦前派と異なり、堂々と自己主張をし、友人と食事やボランティア活動、或いは、海外旅行に出かけたりと、外で活動する楽しみを覚えた主婦が、自分の価値観を実現したいと願うのは当然のこと。離婚しないでじっと耐える最大の理由は、経済的に自立できる自信が無いこと。

 奥さんが年金受給年齢に到達すれば、夫の年齢と関係なく受給対象となるし、離婚後も元夫の生死に関係なく、一生受給できるとなると、、、、。ご主人!要注意ですよ。せっせと働いている間に、”さよなら”の準備をしているかも。来年以降、大量に発生する退職者を取巻く社会環境の変化の一つとして、老婆心ながら。