プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

●健康に老いる②鉄人万歳

2005-09-19 14:20:28 | スポーツ
 2005年10月9日、ハワイで開催される「ITUエイジグループ・トライアスロン世界選手権ホノルル大会」の日本代表メンバー12人(男7、女5)が発表された。その男子50~54歳の部に石川県から城戸勉選手が選ばれた。

 彼は、私がランニングの師と仰ぐアイアンマンだが、30数歳からトライアスロンに挑戦し始めたはずなので、競技歴はまだ10数年で達成した快挙だ。ご本人は、代表に選ばれてもいたって謙虚だが、ホノルル大会に参加することはトライアスリート共通のビッグドリーム。
石川県トライアスロン協会にとっては、歴史的なニュースになる。 

 彼と会社で知り合ったのは、ちょうど20年前の1985年。NTT中国硬式野球部(ノンプロ)出身で北陸へ転勤してきた1年後だった。亜細亜大学野球部在籍中、元巨人軍で活躍した角投手とバッテリーを組むキャプテンでもあった。「世が世であれば多摩川のグラウンドで角とキャッチボールしていたかもしれませんよ」と言うのが、酒の席での当時の口癖。東都大学野球名門チームのキャプテンをつとめていただけあって、人の心の機微を読むのがうまく、職場のムードメーカーだった。

 トライアスロン競技と出会って、彼のライフスタイルは一変した。健康生活の模範生で、かつての酒豪振りを知る者には別人の感さえする。一つことに集中する姿勢を見習いたいと常々、感心している。
サラリーマン生活を送りながら、高い目標に向けてモチベーションを維持し続ける気力に敬意を払うとともに、大舞台での活躍を心から願い、エールを送りたい。


●健康に老いる①健康長寿

2005-09-19 10:14:48 | 日記・エッセイ・コラム
 今日は「敬老の日」。総務省がまとめた9月15日現在の推計値によると、総人口1億2,765万人に占める高齢者(65歳以上)人口は20%(2,556万人)で、世界で最も高い水準。この割合は、今後も伸び続け、10年後には26%に達する見込みという。

 人の介助や薬要らずの長寿化は、多いに喜ぶべきことだ。実際、中高年層の登山やウオーキングの普及は、健康に対する関心が高いことを示しているし、病院等での健康セミナーも盛況のようだ。反面、複雑な問題も含んでいるようだが、折角の「敬老の日」なので、元気に活躍している方々の姿をご紹介したい。

 9月18日、金沢市内を流れる犀川河川敷で開催された「第24回健民トリムマラソン」大会。順位やタイムを競うのでなく、健康のために汗を流すのを目的としたイベントだ。金沢中央走ろう会主管の手作り大会で、毎年200人前後のランナーが参加する。3・5・10・20kmの4部門に分かれ、一斉スタートするのも珍しいが、当日エントリーできるのも嬉しい。

 この大会の特徴は、3キロや5キロよりも、10・20kmの部の参加者が多く、しかも、高齢者の比率が高い点だ。ちなみに、総参加者208人中、143人が10&20キロ部門に集中。65歳以上参加者は35人だったが、そのうち20人が10・20kmにエントリーし、3キロの部は、わずか2人だった。最高齢者が84歳で10kmを完走。20kmの部でも75歳の男性が私よりも早くゴールした。

 恥ずかしながら、私は暑さ(30度超)に堪らず13キロ地点でリタイアしてしまったのだ。5人に1人が高齢者の時代。元気にさわやかな汗を流す健康長寿者が増えることは多いに歓迎すべきこと。私もその予備軍(現在62歳)として、楽しく健康に老いたいと願っている。