プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★選挙制度アラカルト

2005-09-14 16:01:31 | 日記・エッセイ・コラム
 選挙制度を巡り、今日、注目すべきニュースを目にした。
 一つは、海外に住む日本人らが、国政選挙の選挙区の選挙権行使を認められていないことが違憲だとして、国を相手に争っていた事件で、最高裁大法廷が「選挙権を制限している公選法の規定は憲法に違反する」と判断。海外在住者も次回の衆院小選挙区と参院選挙区で選挙権を行使できる地位にあると確認した。

 二つ目は、郵政民営化関連法案が参院で否決されただけで、衆院を解散したのは憲法に違反するとして、宇都宮市の市議が衆院選の無効確認を求める訴訟を起こしたもの。 本来なら、再度、衆議院で再審議の手順を省略したことを指摘している。

 現在の選挙制度の矛盾点は他にもある。とりわけ、今回の選挙で東京で起きた皮肉な現象をどうみるか。自民党の比例区得票数が多すぎたために、社民党の候補者が当選したタナボタ当選。また、武部幹事長に名前を貸したスーパーの経営者(大学の後輩)が当選して、当の本人が困惑しているとか。

 これらは漫画チックだが、小選挙区で落選したマドンナ候補が全員復活当選したのは、何のために投票するのかさえ、分らなくなってくる。いずれも、名簿順位に名前を連ねた時点で当確も同然で、選挙戦は単なるポーズだったのかと空しい。