7行のあらすじから生まれた二つの物語。出版社の編集部に勤める真也。幼い頃から品物や場所に残された人間の記憶、想いが見えるという。彼を主人公として、同僚のカオルの父親がアメリカから帰ってくるのを迎えるという物語。『Here Come the Sun』と『Here Come the Sun/Parallel』。この小説も、主人公が勝手に物語を紡ぎ出して行ったのでしょうか。「作家」という人種、「彼らは感情の量が普通の人より圧倒的に多い。」「彼らの脳内にしか存在しない登場人物にそれぞれの感情を付与し、自由自在に物語世界を動き回らせ…」ううむ、確かにそれが作家だと感心してしまった。☆☆☆ほ。
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