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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「奥さまは愛国」なんだ驚きだ 朴順梨&北原みのり

2015年01月16日 | 詠む

奥さまは愛国」 朴順梨 北原みのり 河出書房新社

こんな女たちがでてきたんだ。安倍が首相になる時代だものな。

よく取材してくれた二人に感謝。

北原みのりの会社の隣人。裕福な家庭で、夫が暴れ警察沙汰。「DV被害者支援」のパンフレットを渡したら激怒された。どんなに殴られても、知られて同情される方が屈辱なんだ。102頁 (このくだりは上にある署名部分の下線クリックすると元・愛国の雨宮処凛の文章がでてくる)

「戦時に生まれていたら、自分は慰安婦になる。愛する男性を命がけで支える」とツイッターに書く女。149頁

女たちの絶望の深さが、愛国女性の盛り上がりに結びついているのかも。214頁

 

零戦に乗りこむ夫のために、幼子二人と無理心中する妻。靖国神社の物語というか実話。236頁

---------- 目次 --------------

第一章 2013年5月 花時計

第二章 排外デモと女たち

第三章 朝鮮学校で愛国を考える

第四章 日本に奉仕する女たち

第五章 国は家族なのか?


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気になるな沖縄と金網と吾 与那覇大智Oギャラリー

2015年01月15日 | 詠む

昨日安冨歩ライブに行ったら、気になる作家を知った。

金網が、どうとかこうとか。観るっきゃないな。

---------------------------------------------- 以下、転載。

与那覇大智

会期: 2015年1月12日(月)-18日(日)

時間: 12:00-20:00

場所: Oギャラリー  東京都中央区銀座1-4-9 第一田村ビル3F

左が与那覇大智            中央が作品            右が推奨してた安冨歩

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新年会...寿司屋いけずに如月は恵方巻とも無縁の福利

2015年01月14日 | 詠む

職場の新年会は、4年前の帝国ホテルのに行ったきり。

如月の恵方巻は、なしだよ。

あーあ。福利厚生って、そんなもんかあ。

(歌と関係ないが、明るい写真を使ってみたかった。)

下段の右から3番め。メキシコ、オアハカの民族衣装

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原発と東大話法のけぞるね 安冨歩...明石書店と

2015年01月13日 | 詠む

原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語  安冨歩 明石書店

異種格闘技的 Live Vo.八木啓代、P. 阿部篤志、Cl. 大熊ワタル+Vo.安富歩の予習なり。

東大話法って、こずるいとの噂なので一度使ってみたいなんて軽い気持ちで読んでたら「ぞー!」と仰け反ってしまった。

香山リカ、30年くらい前から「こっち側」の論陣に出てたけど、彼女も東大話法なんだ。びっくり。小出裕章=「ネオむぎ茶」って、そこまで言うか!?

夏目漱石の「明暗」の分析とかは胃潰瘍になりそうなので斜め読み。さすが学者だ安冨歩

職→役→立場ってのも興味深い分析。日本史は忘却の彼方だったけど、なるほど感あり。

さて、1月14日(水) 大塚 Welcome backね。

---------------- 目次 ----------------------

はじめに

 東大話法一覧

第1章 事実からの逃走
 
 燃焼と核反応と
 魔法のヤカン
 名を正す
 学者による欺瞞の蔓延――経済学の場合
 名を正した学者の系譜
 武谷三男の「がまん量」
 高木仁三郎・市民科学者
 小出裕章と「熊取六人組」
 玄海原発プルサーマル計画をめぐる詭弁との闘い

第2章 香山リカ氏の「小出現象」論

 香山氏の記事の出現
 原発をネットで論じている人々の像
 ニートや引きこもりの「神」
 仮面ライダー・小出裕章
 小出裕章=「ネオむぎ茶」説
 「原発問題=新世紀エヴァンゲリオン」説
 インターネットの意味
 関所資本主義の終焉
 お詫びのフリ
 真理の探求へ
 真理の探求からの逃避
 香山氏はなぜこの文章を書いてしまったのか

第3章 「東大文化」と「東大話法」

 不誠実・バランス感覚・高速事務処理能力
 東大関係者の「東大話法」
 東大工学部の『震災後の工学は何をめざすのか』
 東大原子力の「我が国は」思想
 工学研究の「計画立案」
 東大原子力の中期計画
 東大原子力の野望
 東大原子力の長期計画
 東大原子力文書の東大話法規則による解釈
 傍観者
 池田信夫氏の原発についての見解
 池田信夫氏の「東大話法」
 鈴木篤之氏の「東大話法」
 「東大話法」の一般性

第4章 「役」と「立場」の日本社会

 「東大話法」を見抜くことの意味
 「立場」の歴史
 夏目漱石の「立場」
 沖縄戦死者の「立場」
 日本版プラトニズムとしての「立場」
 職→役→立場
 原子力御用学者の「役」と「立場」
 天下りのための原子力
 福島の人々が逃げない理由

第5章 不条理から解き放たれるために

 原発に反対する人がオカルトに惹かれる理由
 槌田敦のエントロピー論
 化石燃料と原子力
 地球温暖化
 出してはならないもの
 人間活動の生態系
 人間の破壊
 熱力学第二法則と人類の未来
 原子力のオカルト性
 「日本ブランド」の回復へ

 あとがき

 

 
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自転車が六千円とは嬉しいな 三段ギアは觔斗雲なり

2015年01月12日 | 詠む

うちの自転車は2台とも、あえて個人商店で購入したもの。

ぼろぼろになった1台を馴染みの鈴木自転車屋まで持っていった。お金を掛けても直して使いたかったの。

見立ては、前輪後輪とものタイヤ交換で4千円×2=8千円。

リサイクル6,500円のほうが安いと忠告された。それも三段ギア車。

決心して買うことにしたら、6千円にまけてくれたうえに防犯登録料5百円をサービスしてくれた。

わーい、うれしい。これで同居人と自転車ぴゅんぴゅん。觔斗雲だーい。

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駐車場...管理人さん蹶起する 塩見孝也の奮戦記なり

2015年01月11日 | 詠む

革命バカ一代駐車場日記  たかが駐車場、されど駐車場」 塩見孝也 鹿砦社

89年に出所するまで、監獄に20年近くいたひと。

赤軍派といっても、永田洋子さんたちの連合赤軍や、重信房子さんたちの日本赤軍との違いも...今のひとには分からないかもね。

出獄してから何度か遭ったけど、万年青年ぽい感じが微笑ましい。

60代からシルバー労働を始めて「労働運動に目覚め」、次は清瀬市議に立候補するんだ。

健闘を祈る。

-------------- 目次 ----------------------------

1部 駐車場労働〈事始め〉

 第1章 駐車場労働を始めた由縁について

 第2章 労働の真実とは? 

 第3章 労働の只中で去来してくる我がやるせなき想念 

 第4章 〈永久革命家〉としての退路を断った僕の駐車場労働

2部 駐車場労働《本番》記

 第5章 駐車場労働 《本番》 記

 第6章 改めてシルバー労働とシルバー運動を問う

3部 反合理化――僕の闘争記

 第7章 許すまじ、二六年度合理化案

 第8章 日本テレビ「ダンダリン 労働基準監督官」に鼓舞された

終章 職場、地域での生活・経済・福祉闘争を政治闘争と結合し“社会政治闘争”を闘おう

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表現の不自由展は江古田にて ギャラリー古藤18日から

2015年01月10日 | 詠む

ろくでなし子ちゃん裁判の報告会で知った企画。

貝原浩・画伯の絵。なつかしいなあ。

------------------------------------------------------------------------------------------ 以下、転載。

表現の不自由展~消されたものたち

会期■2015年1月18日(日)~2月1日(日)

12:00~20:00(日曜のみ19時) 会期中無休 (イベント時は作品のみの鑑賞はできません)

会場■ギャラリー古藤(ふるとう)

東京都練嫣区栄町9-16 「千川通り」沿い、武蔵大学正門斜め前
 西武池袋線「江古田」駅南口徒歩5分

入場料■500円 大・高生、ハンデのある方300円/中学以下無料
イベント参加費■トークのみの日:1,000円
上映&トークの日(★印):1,500円
(入場券お持ちの方は1回に限り入場料分割引)
主催問合せ■hyogenfujiyuten@gmail.com
TEL080-3731-1075
www.facebook.com/hyogennofujiyu

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【出展作品】 美術館・画廊等で「検閲」された作品を展示します。

安世鴻 (写真家/新作:アジアの被害者たち)

大浦信行 (芸術家、映画監督/光州ビエンナーレ出品抗議作)
貝原浩 (画家/風刺画〔天皇復元版〕)

キム・ウンソン&キム・ソギョン (彫刻家/「慰安婦」をモチーフとした《少女像》関連作)

中垣克久 (彫刻家/展示強制撤去資料+新作)

永幡幸司 (サウンドスケープ研究者/福島関連検閲資料+作品)

山下菊二 (画家/天皇モチーフ作〔予定〕)

※ほか資料展示あり [作家50音順]
ーーーーーーーーーーー
【トーク・上映イベント】先着40名・要予約

イベント予約専用 jjtenevent@gmail.com TEL03-3948-5328

1.18(日)14~17時 キム・ウンソン&キム・ソギョン(彫刻家) 来日トーク!

1.20(火)19-21時  安世鴻(写真家)

1.21(水)19-21時  『ジョン・ラーベ~南京のシンドラー』上映&永田浩三(武蔵大学教授)トーク★

1.22(木)19:30-21時 ピーター・バラカン(ブロードキャスター)聞き手・高和政(文化批評)

1.24(土)14-17時  大浦信行(芸術家、映画監督)×ゲスト・洪成潭(画家)映画『靖国・地霊・天皇』上映&トーク★

1.25(日)14-17時  『放送禁止歌』上映&森達也(作家・映画監督)トーク★

1.26(月)19-21時  鹿島拾市(「秋の嵐」元メンバー、a.k.a.加藤直樹)

1.27(火)19-21時 ろくでなし子(漫画家、造形作家)

1.28(水)19-21時 放送中止テレビドラマ『ひとりっ子』上映&岩崎貞明(放送レポート編集長)トーク★

1.29(木)19-21時  イトー・ターリ(パフォーマンス・アーティスト)

1.30(金)19-21時  開発好明(アーティスト) 

1.31(土)14-16時  澤地久枝(作家)

2.1(日)14-16時  まとめディスカッション(アライ=ヒロユキ、香川檀、永田浩三)

※講師のご都合で変更する場合があります。


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清張の「憑かれし者」の群像だ 桐野夏生が選んだ5作

2015年01月09日 | 詠む

松本清張傑作選 憑かれし者ども―桐野夏生オリジナルセレクション― 新潮文庫

あの名作「OUT」の桐野夏生の選んだ、短編5作。

「発作」「鬼畜」「馬を売る女」「密宗律仙教」「赤いくじ」を収録。

いろんな悪人たち。やっぱり清張はじょうずだ。思わず惹きこまれてしまう。

最後の小品、赤いくじ。女に対する、赤い籤の烙印。太平洋戦争末期の朝鮮の、参謀長と軍医。あさましい軍人ども。

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国会をヒューマンチェーン繋ぐんだ 「女の平和」17日と

2015年01月08日 | 詠む

無実の死刑囚林眞須美さんの勝負色は赤だったなあ。

 

---------------------------------------------------------- 以下、転載。

1月17日、女の平和・国会包囲ヒューマンチェーンがあります。

集団的自衛権行容認使反対!戦争のできる国にしない!を掲げ、赤色を身につけた女性たちが国会を囲みます。

アイスランドで女性が立ち上がった「レッドストッキング運動」に思いを重ねています。

もちろん男性の参加も歓迎です。

選挙後に安倍政権にレッドカードを突き付ける初めての行動となるでしょう。

是非ご参加ください。

情報の拡散もよろしく。

「女の平和」実行委員会

詳細は以下をご覧ください。↓↓

http://red-of-woman.com/

♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤

集団的自衛権の行使容認反対!戦争のできる国にしない!

「女の平和」1・17国会ヒューマンチェーン

2015年1月17日(土)13:00~15:00

赤は怒りの赤!平和への情熱の赤!

国会議事堂を真っ赤な人間の鎖で囲みましょう。

男性の参加も歓迎です。

♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤♡♡❤

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金持ちが策を巡らす不正義の 「謀略法廷」グリシャム本

2015年01月07日 | 詠む

謀略法廷」 ジョン・グリシャム 新潮文庫

原題: 「The Appeal」

公害たれながし企業。夫と一人息子を癌で失った貧乏な母が原告になり損害賠償請求の裁判をする。廃れた町には病で逝ったひと、辛い生活を送っている貧民たち。

主人公の女性弁護士と夫の弁護士カップルは、こどもも協力して家族全員で裁判に懸ける。陪審員裁判で懲罰的損害賠償を勝ち取る。

次は州の最高裁だ。それを阻むため、公害企業側は公選制の判事の選挙に企業よりの候補者を立てる。若くてハンサムだけが取り柄の「おひとよし間抜け」弁護士が、ずる賢い選挙戦のなかに放り込まれる。

そして良心的な弁護士カップルは悪辣な経済封鎖により破産に追い込まれもする。上下巻、はらはらするよ。

フィクションなのだが、新自由主義の最先端(米国)ではありそうな展開。いや、あるのかな。

その属国(日本)でも考えておくべき課題だろう。

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はじめての安富歩わくわくだ 異種格闘技14日なり

2015年01月06日 | 詠む

1月14日(水) Open p.m.6:30 Start p.m. 7:30 ~

Vo.八木啓代、P. 阿部篤志、Cl. 大熊ワタル+Vo.安富歩

東京大学教授という身分を活用して、エリートの欺瞞言語を研究し『原発危機と「東大話法」』というリスキーな本を明石書店より2012年にリリース。この種の本にしては驚異的な2万部を売り上げた安富歩氏をゲストに、アンダーグラウンド界の帝王大熊ワタル (cl)、巧者・阿部篤志(p)との異種格闘技がよみがえります。

もちろんトークタイムもあります!
大塚 Welcome back
東京都豊島区南大塚3-44-11 フサカビルB1 問い合わせ・予約/03-5957-5141
 Charge:2,500円
アクセス/JR「大塚」駅下車。南口から徒歩2分
フライヤーダウンロード http://nobuyoyagi.com/PDF/150114.pdf
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マゾッホを嗤いとばすかポランスキ 「毛皮のヴィーナス」嵐の夜と

2015年01月05日 | 詠む

映画「毛皮のヴィーナス」

監督ポランスキー80歳の妻48歳が主人公。

19世紀の小説を基にした舞台劇ふうの現代もの。

登場人物は二人のみ。

相方の脚本家。なんだいこの間抜け男はと、嗤うしかない。皮肉の塊りなのか。

見終わってから日本語の感想を見たら、まじめに賞賛しているので呆れた。

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ジャズの音に魅入られてなお揺蕩うは 「ストックホルムでワルツを」歌う

2015年01月04日 | 詠む

スエーデン映画「ストックホルムでワルツを」

原題: 「Monica Z、 Waltz for Monica

50年代スェーデンの片田舎で歌手を目指す電話交換手、シングルマザーのモニカ

ジャズの聖地ニューヨークでは、あからさまな黒人差別と白人逆差別に遭う。

くじけずに肥やしとして進む彼女。

自分ならではの音楽を模索し、スウェーデン語でジャズを歌う。

名声を得てからの我が儘とアルコール中毒は、近くで見たら堪らない。でも、憎めない彼女。

ジャズの名曲が散りばめられた、北欧発の佳作。

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「ザ・テイク」は工場占拠...実録だ ナオミ・クライン1月10日

2015年01月03日 | 詠む

新年になったけど目出度い感ぜんぜんないし、ひたすら寒いばかりだ。

ナオミ・クラインが撮った映画だから行く。

--------------------------------------------------- 以下、転載。

ドキュメンタリー映画『ザ・テイク(工場占拠)』上映・研究会

2015年110日(土) 14:00
コミューンΧ (シアターΧ2階)

東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア内

総武線両国駅西口下車、左へ徒歩約3分

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスが舞台。倒産した工場を、そこで働いていた人々が協同組合をつくって占拠し、生産し、工場を自分たちのものにしていく―― それをドキュメントしたのは、なんと『ショック・ドクトリン』の著者のナオミ・クライン。夫のアヴィ・ルイスとそのスタッフと共にカナダから工場にもぐりこんだ傑作。 これはグローバリゼーションに対抗していく労働者の範例になろう。(木下昌明)

参加費 1,000円
お申し込み・お問合せシアターΧ
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ケンチャナヨこういうことか梁石日 「シネマ狂躁曲」ゆかいなり

2015年01月02日 | 詠む

シネマ狂躁曲」 梁石日 光文社文庫

映画を創るひとたちの夢というか大言壮語というか、詐欺師まがいの大騒動。

じっさい映画となった「月はどっちに出ている」あったよね。その原作の「タクシー狂躁曲」の韻を踏んで、この題名になったようだ。

事実と少し変えた物語なのだが、事情を知るひとには大笑いだろう。知らなくても、雰囲気が楽しい。やってる本人たちは大真面目の真剣印なんだろうが。

在日ゆえの辛さを、前向きの姿勢で乗り切っていく。

「闇の子供たち」、柳美里原作の「家族シネマ」、「夜を賭けて」あたりを知っていると更に楽しいかもね。

しかし梁石日。ビールばっかり飲んでる姿にも呆れたが、借金やまほどなんだ。

さすが無頼派(って意味ちがうか)。

 

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