漫画の絵が怖いので、松本清張の文庫本を画像にしようかと悩んだ。
(わしのブログは、女アーティスト最優先。醜いものは載せないの)
板橋にいにいピアノが聴きたいの巻。
声体文藝館『砂の器』
w/板橋文夫
9月7日(水) 18:30開場 19:00開演
両国門天ホール 東京都墨田区両国1-3-9 ムラサワビル1-1階 TEL 03-6666-9491
[木戸銭] (前売)3000円 (当日)3500円
【予約】tamazo☆fanto.org ☆を@に変えてください。
漫画の絵が怖いので、松本清張の文庫本を画像にしようかと悩んだ。
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板橋にいにいピアノが聴きたいの巻。
声体文藝館『砂の器』
w/板橋文夫
9月7日(水) 18:30開場 19:00開演
両国門天ホール 東京都墨田区両国1-3-9 ムラサワビル1-1階 TEL 03-6666-9491
[木戸銭] (前売)3000円 (当日)3500円
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「コープス・ハント」 下村敦史 角川文庫
起訴されたうちの最後の一件、やってないって死刑囚。
ここんとこ「死刑にいたる病」(小説&映画)と同じ。気になる。
本作では、死刑宣告された法廷で「最後の殺しはやってない」。それどころが「真犯人を殺して埋めた」と驚愕発言。
暴走する女刑事(休職中)が、勝手に調べる。
並行して「死体探し」、題名ね。ユーチューバー3人組。中学生の視点が良い。
キングの遺体探し「スタンド・バイ・ミー」読みたくなった。
「熱源」 川越宗一 文藝春秋
樺太アイヌまでは、想像がついた。
リトアニア生まれのポーランド人。ポーランド語を使うことを許されない。皇帝の都サンクトペテルブルグの大学生は1887年、暗殺計冤罪で、懲役。サハリン(樺太)に送られる。絶望の日々でギリヤークと出会い、彼らの生活を学びたいと思ったことから、民族学者となる。
まさに「降りかかる理不尽は、文明を名乗っていた」のだ。壮大な、丹念な物語。
アイヌの南極大陸探検参加。人として認められたい一心。
かたや、二葉亭四迷や大隈重信、金田一京助やポーランド共和国の初代国家元首となるひと。歴史上の人物、多々。
第二次大戦で負けても、少数民族ゆえに特務機関(スパイ)になったオロッコは戦おうとする。
「かたづの!」 中島京子 集英社
題は、角を一本の羚羊。れいよう、かもしか。
美しい姫と婚約者が、であう「かたづの」。
その後は殿様(夫)と一人息子を殺される。東北の地で領主となった彼女。
羚羊や河童が守る、遠野の物語でもある。屏風の、ぺりかん。歴史ファンタジー。
さらに続く困難を乗り越え、けっして「戦」をせずに家臣と領民を守り抜いた。
江戸時代唯一の、女大名。
さすが、中島京子だ。拍手。
「死刑にいたる病」 小説あり 映画あり
死刑を冠した作品は、気になる。この小説も、そう。題名が強烈なのだもの。
東京拘置所の死刑囚から手紙が届く。最後の殺人は、冤罪なのだと。おやや、二重に気になるじゃないか。
面会に行った大学生が調査を始める、関係者に聞き取りを進めていく。こいつ、選民思想の輩。そのくせ途中から落ちこぼれて、いじいじしてる二十歳。コンプレックスの塊。
二四件の連続猟奇殺人。最後の一件は違うって。弁護士から見放され、支援者なんていない。
ひとり落ちこぼれ大学の法学部生が、弁護士事務所の偽名刺を持って聞き取り調査。次第に分かってくる事柄。なにやら引き込まれてしまう。
つじつまが合いすぎる。なんだこれ。途中で「これって死刑囚の存在を、娯楽にしてるのか」死刑囚エンタテイメントという部門があるのかという気持ちもよぎるが、どきどきする展開が気になって止まらない。
獄中から人を操る術って、「羊たちの沈黙」レクター博士みたいな奴。この死刑囚。
題名は、キルケゴール「死にいたる病」からきている。分かったような、分からんような。
★ ★
さて五月公開の映画のほう。阿部サダヲが秩序型の猟奇殺人者の役。とっても気持ち悪いんだけど、これ演技なのか。びっくり。
優しそうな笑顔に騙されるひと多々。看守まで手懐けてしまうんだ。怖い。時節柄、統一協会を連想したりする。邦画って、内心を大げさに表すからかなあ。
最後の頃の科白に、「強いストレスを感じながら育った子は、自尊心が低いから、そこをくすぐってやれば簡単に言いなりになる」。
そうなのかなあ。こわいよお。支配、被支配。サイコ・サスペンス。
拷問場面は、超越に怖いので心臓が弱いひとは見ないほうがよい。
傍聴場面では、裁判ウオッチャー阿曽山大噴火が目立つ(微笑)。
監督は、「日本で一番悪い奴ら」や「孤狼の血」シリーズ、若松プロを描いた「止められるか俺たちを」の白石和彌。
★「死刑にいたる病」櫛木理宇 ハヤカワ文庫
★映画「死刑にいたる病」白石和彌 監督
この原稿を書いてたら隣町の中学生が「死刑になりたい」ゆえに、通りすがりの二人を刺す事件。十五歳の女の子に、そんなことさせるなんて嫌。やはり死刑は廃止だ。
直木賞は随時みてるけど、芥川賞は趣味じゃないので基本無視。
でも、読む本がないのでチェック。なんと、思わぬ収穫。嬉しいな。
高速自転車配達人(メッセンジャー)の暮らしが、生々しい。へー、そうなんだ。
途中から歯車が違ってくる。シフトを減らされ、コロナ渦。同居人が妊娠する。ウーバーイーツ。
職安に行っても、ろくな仕事ない若者。
税金を取り立てにきた役人を殴り、捕まえにきた警官と乱闘。その後の刑務所。
筋トレ、ご法度なんだ。
そんななかで、懲罰くらう。これが、ブラックボックスか。
すごい小説だよ。
「虎を追う」 櫛木理宇 光文社
30年前に起きた「北蓑辺郡連続幼女殺人事件」という設定。
足利事件を彷彿とさせるDNA鑑定。
逮捕された後の死刑囚は病死。がん、ありえるなー。
当時の刑事が、調べたくなった。退職警官おじいさん。
同調する大学生の孫、被害者遺族全員が同意ならと条件付きで参加する、その親友。
イラストをネット投稿する大学生、理知的で動画にも詳しい友。奇跡だ。
SNSとか今風ものを駆使する展開。
老人と青年たちが、タッグを組むって設定が好き。
そのうえ、老ジャーナリスト。清水潔みたいなテレビディレクターまで加わって鉄壁の調査わくわく。
どきどき、りんりん。びっくりん。
ものすごく唆られたんだけど、最後は辻褄あいすぎ。がくん。
エピローグ、怖い。
最近の夏は「刈り上げ」、4ミリカットに強化してる。
あまりの暑さに、2週間ごとにチェンジアップ。
さすがに、この頻度で刈り上げてると声掛けされること多々。
今日はサウナで格好いい姉さんから「素敵ですね」と言われて舞い上がってる。きゃー。
常連の900円床屋。襟足の剃りまでしてくれるので、関東一安いのかもかも。
じつはツーブロックやりたいけど、洒落たひとは金輪際ないので無理むり。
30年前の映画は、封切り時に見た。
駄作。期待してたのに脱力いちじるしい。
そんときの若い映画監督は、すでに鬼籍。そんな、だしがら塊。きゃは。
ルイねえ絡みなので、行く。
賑やかしいのに行きたいのだが...日にちが合わないので、とにかく行く!方針
土曜日シフトは悲しいなと思ってたら、人手不足で日曜も駆り出されてる日々なの。
ブログどころじゃない、洗濯だけで精一杯。
バー。いくら検索しても肴に期待できないので、なにか食べてからいく。
もしかしたら年内最後かもと思うと、慄然として(嘘うそ嘘)。
8月23日(火)18:30開店19:00開始
BAR HANA東京都杉並区西荻南3-25-8TEL 03-5941-5712
[チャージ] 2000円(別途、ご飲食代)
ジョニー・ディップだから見た。112分、1秒たりとも寝なかった(奇跡)。
じっと、みてたけど...黒人いっぱいで区別がつかない。
殺される東西、ふたりのラッパー黒人。
護衛役とか潜入捜査官とか悪徳警官とか多々、黒人。
(あー。言っとくけど白人いっぱい映画だと、これまた区別がつかないので黒人だからということではない)
殺されたラッパー母さん(本人)が素敵。
主人公の刑事。仕事をやめた後も追い続けるって、捜査権もないのに? わからん。
掃除機の電気がつかない。
ダイソン、コードレスで大好きなのに。
バッテリー寿命なのか、充電器故障なのか。
暑くて考えるのもやなまま放置してたら、恐ろしい状態になってきた部屋。
面倒くさいから、全とっかえして新品を買うか。高いなー。
画像は 六十七十八十九十はつらつと 「独居老人スタイル」都築
「私だったかもしれない ある赤軍派女性兵士の25年」 江刺昭子 インパクト出版会
題は「私だったかもしれない永田洋子 鬱血のこころは夜半に遂に溢れぬ」道浦母都子より。
洋子は加害者なんだけど、美枝子は被害者。でも、どちらも紙一重の時代の半世紀前。
たんねんに掘り起こす。
政治的状況は分からねど、親友の房子の短歌が胸を打つ。三月哀歌14首(55頁)。
1章 二〇一八年三月一三日、横浜相沢墓地
2章 重信房子からの手紙
3章 ハマっ子、キリンビール、明大二部
4章 バリケードの中の出会い
5章 「きみが死んだあとで」
6章 赤軍派に加盟
7章 遠山美枝子の手紙