ドラえもんじゃなかったホリエモン 検察の罠はまりて獄中
「特捜検察の終焉」 郷原信郎 飛鳥新社
>検察出身でありながら、特捜検察の捜査方法に対して厳しい批判を繰り返している郷原信郎氏と、まさにその特捜検察のターゲットとされ、「悪人」として社会的な激しいバッシングを受けたホリエモンこと堀江貴文、公認会計士の細野祐二、「外務省のラスプーチン」佐藤優の三氏との対談である。
ドラえもんは、漫画を見ないので知らなかった。ホリエモンは、錬金術師みたいで関心が無かった。
堀江で記憶に残っているのは、2005年の選挙で「郵便局を壊すな亀井静香」の広島で立候補したのに呆れたくらいか。
特捜部の逮捕、起訴。こういうことだったのかと、得心。
----以下、備忘メモ----
国民的マスコット、だったんだ。非国民の私は無関心だったなー 97頁
ライブドア事件。リークは検察官の主義義務違反と、郷原弁護士。株価下落 99頁
検察リーク、裁判員裁判にも関係する問題。鳥取、刷り込みを指摘する堀江。おー、いま裁判やってる。 101頁
部屋には、「時計・ドアノブ・鏡」なし。異常だな。 111頁
取調べに弁護士同席をと堀江。(なんと昨日、弁護人立会制度の導入」日弁連の会長声明) 119頁
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ふたりめ。公認会計士だったひと。できあがったストーリーを自白させる。 129頁
ほぼ毎日、泣いていた。毎日、弁護士が接見に来てるのに。それほどに、きつい取調べか。 135頁
一部同意 → 保釈 → 有罪 なんか詐欺というか騙されたように見える。 163頁
刑事司法と会計の接点を作りたいと語る細野。えらいな。 174頁
政治資金収支報告書 貸借あわなくても良い決算書 そうなんだ。 193頁
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インテリ佐藤 「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ 220頁
成り立たなくなるヤメ検ビジネス 235頁
取調べ、勾留10日め以降は被疑者のほうが有利 (佐藤だからかも) 259頁
「山椒魚戦争」カレル・チャペック これも読まなきゃ 265頁